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新元号決定、万葉集「梅花の歌」から引用で梅の花株がにぎわう

更新日時
  • 日本最古の歌集「万葉集」が出典、国書からの採用は初めてと首相
  • 有識者懇談会に山中伸弥京大教授、直木賞作家の林真理子さんら
安倍晋三首相

安倍晋三首相

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images
安倍晋三首相
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images

政府は1日の臨時閣議で、新天皇が即位する5月1日から始まる新しい時代の元号を「令和」(れいわ)と決定した。談話を発表した安倍晋三首相は、新元号について「一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたい」との願いを込めたと語った。

  新元号を発表した菅義偉官房長官によると、日本最古の歌集「万葉集」の梅花(うめのはな)の歌、三十二首の序文「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かおら)す」から引用した。考案者や他の案は非公表とした。

新元号「令和」について記者会見する安倍晋三首相

新元号について記者会見する安倍晋三首相

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Pool via Bloomberg

  安倍首相は、1200年余り前に編さんされた万葉集には一般庶民も含めた幅広い人々の歌が収められ、「わが国の豊かな国民文化を象徴する国書である」とし、日本古典からの採用は「歴史上初めて」と説明。令和には「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」との意味が込められていると述べた。

  政府は委嘱した考案者から提出された新元号の候補名の中から複数の案を原案として選定。午前9時半から、首相官邸で各界の有識者を集めて意見を聞く懇談会を開いた。その後、衆参両院の正副議長から意見聴取した上で、全閣僚会議で協議し、新元号を閣議決定した。手続きは1989年の改元時、当時の小渕恵三官房長官が「平成」の書を掲げた公表方法などを参考にした。

Japan's Emperor Akihito Attends Final New Year's Greeting Event Ahead of Abdication

天皇陛下と皇太子さま

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  
  共同通信によると、政府は3月14日に国文学、漢文学、日本史学、東洋史学などの専門家に新元号の考案を依頼した。有識者懇談会のメンバーにはノーベル医学生理学賞受賞者の山中伸弥京都大教授や、直木賞作家の林真理子さんら9人を起用した。

(安倍首相の会見内容を追加して更新します.)
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