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3月29日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド続落、ドル指数は4四半期連続で上昇

  29日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが円やポンドなどに対し上昇。ブルームバーグのドル指数は4四半期連続で上昇、ここ10年で最長の連続高となった。英国の欧州連合(EU)離脱を巡り混迷が深まる中、ポンドは続落。

  • ニューヨーク時間午後4時12分現在、ブルームバーグのドル・スポット指数は前日比0.1%上昇
    • ポンドの軟調が続く中でドル指数は上昇に転じ、午後に日中最高の水準に達した
    • 月末および四半期末の資金フロー要因と、1月の米個人消費支出でPCE総合価格指数が市場予想を下回ったことを受け、ドル指数は早い時間に下げていた
    • ドルは四半期ベースで、主要10通貨に対してまちまち
    • 米新築住宅販売が2月に予想を上回る増加を示したことはドルを支えた
  • 幅広い逃避先通貨が下落。米中通商協議を受けてリスク選好ムードが高まり、株式と商品(コモディティー)が上昇した
  • ポンドはドルに対し0.2%安の1ポンド=1.3025ドル
    • メイ首相がEUと合意した離脱協定案は、英議会で3度目の否決となった。これを受けて首相は、議会を解散して総選挙に踏み切るとの圧力を遠回しに示した
    • これにより英国は4月12日の期限をもって合意がないままEUを離脱する公算が大きくなったと、EU報道官は述べた
    • ポンドの日中安値は0.5%安の1ポンド=1.2978ドル
    • 四半期ベースではポンドが2.1%上昇
  • 米ドルはカナダ・ドルに対し0.6%安の1米ドル=1.3357カナダ・ドル
    • 1月のカナダ経済拡大を示す指標を材料視
  • ユーロは対ドルでほぼ横ばいの1ユーロ=1.1217ドル
  • ドルは円に対し0.2%高の1ドル=110円81銭
    • 110円95銭で日中高値を付けた

欧州時間の取引

  ドル指数が上昇。貿易協議の進展をうかがい、世界経済の見通しを見極めようとする展開だった。メイ英首相のEU離脱案が議会で支持される確率が低いとされる中、ポンドは3日続落となった。

原題:Pound Falls; USD Caps 4th Straight Quarterly Gain: Inside G-10(抜粋)
Dollar Gauge Set for Best Quarterly Run in 10 Years: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が続伸、リフト上昇-四半期で09年来大幅高

  29日の米株式相場は続伸。四半期ベースでも値上がりした。米国債はこの日、下落。対中通商協議への期待が広がった。

  • 米国株は続伸、対中貿易交渉に期待
  • 米国債は小幅下落、10年債利回り2.41%
  • NY原油は反発、ロシアや米国で生産削減の動き
  • NY金は反発、終値1298.50ドル

  S&P500種株価指数は四半期ベースで2009年以来の大幅高。上場初日のリフトが8.7%高。同社の新規株式公開(IPO)は米大手テクノロジー企業として今年第1号となり、需要旺盛だった。米10年債利回りは上昇。今週は大きく低下する場面があり、景気減速を巡る懸念が浮上した。

  S&P500種は前日比0.7%高の2834.40で終了。ダウ工業株30種平均は211.22ドル(0.8%)上げて25928.68ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇。ニューヨーク時間午後4時36分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.41%。

  世界の主要中銀が金融緩和姿勢の維持に前向きな考えを示したことや、貿易戦争を巡る懸念が和らいだことから、1-3月(第1四半期)はリスク資産に買いが集まった。一段の上昇は米中協議の結果にある程度左右される可能性がある。同協議では合意文書の文言を1行ごとにすり合わせる作業が行われていると、関係者は述べた。クドロー国家経済会議(NEC)委員長はCNBCに対し、米国はなお中国との協議でかなりの進展を遂げていると語った。

  コモンウェルス・ファイナンシャル・ネットワークのブラッド・マクミラン最高投資責任者(CIO)は、「今四半期から本当に分かったことは、長い目で見るとファンダメンタルズに左右されるということだ」と指摘。「消費者信頼感は高く、雇用の伸びも高く、企業業績は伸びが続いている。若干の減速にもかかわらずだ。これらを全て考慮すると、パニックにかられた下落はあるかもしれないが、最終的にはファンダメンタルズが支配する」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。昨年11月初旬以降で初めて1バレル=60ドルを上回って終えた。ロシアのノバク・エネルギー相が同国は石油輸出国機構(OPEC)とともに実行している減産を加速させると述べたほか、米国ではシェール生産の稼働リグ数が6週連続で減少した。原油は四半期ベースの上昇率としては2009年以来の最大。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は前日比84セント(1.4%)高の1バレル=60.14ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は57セント上げて68.39ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.3%高の1オンス=1298.50ドルで終了した。週間では1.5%安。

原題:U.S. Stocks Cap Best Quarter Since ’09; Lyft Soars: Markets Wrap (抜粋)
Oil Caps Best Quarter in Decade as Siberia to Shale Cut Drilling
Told-You-So Rout Hammers Palladium in Worst Week Since 2016

◎欧州債:ドイツとイタリア債変わらず、利回り曲線スティープ化

  29日の欧州債市場でドイツとイタリア債が変わらず。フランスが4月4日の入札実施を発表すると、イールドカーブは準中核国債を中心にスティープ化した。英国債は変わらず。この日実施された英議会の採決でメイ首相のEU離脱協定が3たび否決されたため、下げを埋める展開となった。

  • ドイツ債は英議会での否決を受け、下げを埋めた。ただ長期債は軟調だった
  • 英国債のイールドカーブはスティープ化、10年債利回りはほぼ変わらず
  • ドイツ10年債利回りはマイナス0.07%で変わらず、フランス10年債利回りは1bp上げて0.32%、イタリア10年債利回りは2.49%で変わらず
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds, Italian Bonds Steady, Curves Steepen; End-of-Day Curves(抜粋)

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