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カシュカリ総裁:米経済の成長続く、逆イールドは過剰引き締め示唆も

米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は29日、米経済は順調に成長を続けていくとの見方を示した。ただ、逆イールドは金融政策が引き締め過ぎである可能性を示唆していると考えられると述べた。

  カシュカリ総裁はFOXビジネス・ネットワークのインタビューで、「逆イールドを絶対的に正しいものとは捉えていないが、中立金利の水準を判断する上で参考になると思う」と発言。米金融当局が中立金利を上回る水準まで政策金利を押し上げたとは思わないが、「その可能性はもちろんあり、経済を縮小させるような姿勢でいるべきではないと考える」と述べた。

Federal Reserve Bank of Minneapolis President Neel Kashkari Speaks At NABE Conference

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁

撮影: Andrew Harrer/Bloomberg

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は昨年に4回の利上げを実施して以降、追加利上げを見送っており、先週示した最新の予測では2019年の利上げ回数はゼロ、20年は1回だけとなっている。

  当局姿勢のハト派転換で株式市場は落ち着いた一方、米国内外の成長が弱まるとの懸念から国債利回りが大幅に低下。先週は3カ月物の財務省短期証券(TB)レートが10年債利回りを上回り、2007年以降で初の逆イールドが発生した。逆イールドは将来の金融政策が利上げよりも利下げになる確率が高いとの市場の見方を示唆している可能性があり、歴史的にはリセッション(景気後退)の予兆となってきた。

  カシュカリ総裁はどの年でも常に、1年から1年半先に景気が下降する可能性がわずかながら存在するため、2020年にリセッション入りする「可能性はもちろんある」と述べた。「しかし、私の基本シナリオではない。経済成長が続き、2018年から鈍化しながらも拡大は続くというのが私の基本シナリオだ」と語った。

原題:Fed’s Kashkari Still Sees Economy on Track Despite Yield Curve(抜粋)

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