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ボーイングを米国で提訴、エチオピア機事故で死亡した乗客の代理人

  • 737MAXは安全に設計されていなかったと主張
  • 設計ミスに加え不具合の警告を怠ったと指摘

ボーイングはエチオピア航空の墜落事故で死亡した乗客の代理人から、737MAXは安全に設計されていなかったとして米国で訴訟を起こされた。同社の問題は法律、財務面で一段と深刻化している。

  半年足らずの間に737MAXが墜落事故2件を起こし計346人が犠牲となったことから、ボーイングは厳しい調査を受けている。

  エチオピア航空の事故後、同型機を運航停止とする国が相次ぎ、ボーイングの時価総額は激減した。同社は737MAXへの信頼回復に努めているものの、米連邦航空局とのなれ合いがあったかどうかを巡る刑事捜査や議員らによる追及が見込まれる。

Villagers Attend Mourning Ritual Tulluferra At The Site Of The Ethiopian Airlines Crash

エチオピア航空機の墜落現場

写真家:Jemal Countess / Getty Images

  訴訟はエチオピア航空の737MAXに搭乗し犠牲になったルワンダのジャクソン・ムソニ氏の代理人がシカゴ連邦地裁で28日に起こした。インドネシアの格安航空会社ライオンエアが運航していた同型機の昨年10月の墜落事故に関しても複数の訴訟が提起されている。

  エチオピア航空の事故を巡る今回の訴状は「当該事故が起きたのは、自動的に誤って737MAXの機首を押し下げた同機の新たな飛行制御システムの設計ミスのためであり、またボーイングがこの不具合の警告を怠ったためだ」と主張した。ボーイングの広報担当者はこの訴訟についてコメントを控えた。

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サウスウエスト航空のボーイング737MAX(カリフォルニア州)

Photographer: Mark Ralston/AFP via Getty Images

  ボーイングは同機の失速防止システムの修正ソフトの最終書類を米当局に提出する準備をしている。ライオンエア機事故の調査担当者らは暫定報告書で、同システムによって墜落機の機首が何度も押し下げられたとしている。

  当局は現在、失速防止システムがエチオピア航空機の事故でも要因になったかどうかを調べているが、当局者によると、同機は先の墜落と似た動きをしたという。

Key Speakers At The Business Roundtable CEO Innovation Summit

ボーイングのデニス・ムーレンバーグ最高経営責任者(CEO)

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

原題:Boeing Sued Over Ethiopia Crash as Plane Orders in Asia Waver(抜粋)

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