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Photographer: John Taggart/Bloomberg

米国株上昇、国債は上げ一服-米中交渉も注目

更新日時
An American flag is reflected in the window of a building near the New York Stock Exchange.
Photographer: John Taggart/Bloomberg

28日の米株式相場は反発。米国債の上昇は一服した。対中通商協議の最新動向にも注目が集まっている。 

  • 米国株は反発、商品関連や金融銘柄が堅調
  • 米国債は小幅下落、10年債利回り2.39%
  • NY原油は小幅安、トランプ氏の増産要請や米GDP減速で
  • NY金は下落、ドル高が重し

  S&P500種株価指数は四半期ベースで2009年以来の大幅高となるペースを維持。この日は商品関連株や金融銘柄が上げを主導した。トランプ米政権にはさらに数週間あるいは数カ月間にもわたって中国と交渉を続ける用意があるとするクドロー国家経済会議(NEC)委員長の発言を受けて、同指数は一時下落する場面もあった。米10年債利回りは1年3カ月ぶり低水準から上昇した。

  S&P500種は前日比0.4%高の2815.44で終了。ダウ工業株30種平均は91.87ドル(0.4%)上げて25717.46ドル。ナスダック総合指数は0.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時51分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.39%。

  リスク資産が堅調だった今四半期は警戒感を伴って終わりを迎えている。米国債の急上昇を受けて、景気減速懸念が高まったことが背景。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米景気後退入りのリスクは高まっていないとの考えを示した。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官は中国との合意確定を目指し、この日北京入りした。

  マニュライフ・アセット・マネジメントのマクロ経済戦略責任者、フランシス・ドナルド氏は「私の見方では、ハト派な米金融当局や中国の安定、地政学リスクを巡るセンチメント改善を背景に、リスク資産が今は支えられている」と指摘。「それが恐らく、今回の上昇にさらに若干の活力を与えている」と述べた。

High-yielding U.S. stocks are seen as more appealing after Fed policy shift

  ニューヨーク原油先物相場は小幅続落。トランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)に増産を求めたほか、昨年10-12月の米実質国内総生産(GDP)が確定値で市場予想以上の減速となったことが背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は11セント(0.2%)安の1バレル=59.30ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は1セント下げて67.82ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。ドルの上昇が重しになった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は1.6%安の1オンス=1295.30ドルで終了した。

原題:Stocks Rise as Treasury Rally Eases; Pound Slumps: Markets Wrap(抜粋)
Oil Edges Lower as Trump Urges OPEC to Pump, U.S. Seen Slowing
PRECIOUS: Palladium Meltdown Deepens in Biggest Drop Since 2010

(相場を更新し、4-5段落を追加します.)
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