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クラリダFRB副議長:政策当局者、世界的なリスクを注視する必要

  • 米金融市場と経済は世界動向と密接につながっている
  • 英EU離脱、成長減速、貿易懸念-辛抱強さを促す

米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、国際的な経済のリスクが浮上しつつあり、米金融当局は米経済見通しへの意味合いを見極めようと努めるため、政策の現状維持を続けるだろうと述べた。

  クラリダ副議長は28日、パリで講演。原稿によると、「米政策当局者がこうしたリスクを無視することはほぼあり得ない」と発言。「こうしたリスクが存在し、インフレ圧力は抑制されているため、われわれは辛抱強く、かつデータ次第の姿勢を取ることが可能だ。米政策金利にどういった調整が必要となり得るのか、将来の会合で検証する」と話した。

  フランス銀行(中央銀行)などが主催したシンポジウムで、クラリダ氏の発言は世界的な懸念に焦点を絞った内容となった。同氏は金融市場が注視している脅威として「英国の欧州連合(EU)離脱、世界経済成長見通しの急減速、貿易摩擦」などを挙げた。

  クラリダ氏は2011-13年のユーロ圏の景気減速や15、16年の中国経済低迷の際に、米国への影響を和らげるため、米金融当局は緩和策を講じたと説明。「こうした最近の出来事が伝えるメッセージは、中銀による時宜を得た政策調整が重要ということだけではない」とし、「世界金融危機以降に得られた金融機関の強い回復力も重要ということだ」と語った。

原題:Fed’s Clarida Says Officials Must Closely Watch Global Risks(抜粋)

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