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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米GDP、10-12月確定値2.2%増に下方修正

更新日時
An employee moves an order of walls on a forklift in Baltimore, Maryland.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

昨年10-12月の米実質国内総生産(GDP)確定値は、第1次公表値から下方修正され、市場予想も下回った。個人消費や政府支出の数値引き下げが響いた。商務省が28日発表した。米景気拡大は過去最長記録の更新に向かっているが、課題も増えていることが示唆された。  

キーポイント
  • 10-12月(第4四半期)の実質GDP確定値は前期比年率2.2%増
    • 第1次公表値は2.6%増、確定値の市場予想は2.3%増だった
  • 米経済で最も大きな割合を占める個人消費は2.5%増に下方修正
    • 同じく市場予想に届かず。第1次公表値は2.8%増
U.S. expansion cooled more than estimated in fourth quarter

米GDP(前期比年率)

商務省

  欧州や中国からの逆風が強まる中、10-12月は米株式相場が急落するなど、米経済への懸念が一層高まっていた。米国の景気拡大局面は今年の年央に過去最長となる見通しだが、昨年第4四半期の下方修正は、経済の勢いが今年に入って弱まったことを示唆する。米国では住宅市場や製造業など、他の統計も景気軟化の兆しを示している。

  ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想によると、1-3月(第1四半期)の米成長率は1.5%にとどまる見込みだ。

  ムーディーズ・アナリティクスの金融政策調査責任者ライアン・スイート氏は「米経済はより持続可能な成長ペースに落ち着きつつある」と指摘。労働市場と家計のファイナンスに言及した上で、「まだ過度に懸念してはいない。2018年はかなり力強い成長を遂げた。基調となるファンダメンタルズは依然として堅調だ」と述べた。

  昨年7-9月(第3四半期)に3.4%だった米成長率が10-12月に減速したのは、娯楽用品や車などの消費財の支出を広範に見直したことが主な要因。州政府と地方自治体の支出も下方修正されたほか、ソフトウエア支出の減少で民間の固定資本投資も鈍化した。
  
  変動の大きい貿易と在庫を除く国内最終需要は2.1%増。7-9月期の2.9%増から引き下げられた。

詳細

  • 政府支出は0.4%減。第1次公表値は0.4%増
  • インフレはなお抑制されている。食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)価格指数は1.8%上昇。第1次公表値は1.7%上昇
  • 12月と1月に起きた政府機関の一部閉鎖の影響で、1月30日に予定されていた10-12月GDP速報値の発表は延期され、2月28日発表予定だった改定値と合わせて第1次公表値として発表された

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Fourth-Quarter Growth Revised Down to 2.2% From 2.6% (1)(抜粋)

(詳細や市場の見方などを追加して更新します.)
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