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LINEが慎氏にも代表権、出沢氏と2人-キャッシュレス事業強化

  • 「今年は競争という点で、非常に重要なキックオフとなるだろう」
  • 革新的なサービス創出や経営に対する慎氏の責任を明確化

LINE(ライン)は28日、株主総会後の取締役会で、慎(シン)ジュンホ取締役に代表権を付与すると発表した。

  発表によると、代表権を持つ取締役は出沢剛社長との2人体制となり、革新的なサービス創出や経営に対する慎氏の責任を明確化する。ラインは新体制の下でキャッシュレス決済事業(ラインペイ)など収益源の多様化に取り組む。英語の発表文では慎氏の役職を「Co-CEO(共同最高経営責任者)」と記載している。

Line Corp. Founder Shin Joong-ho Interview

慎(シン)ジュンホ氏

Photographer: Jean Chung/Bloomberg

  慎氏は取締役会前に韓国で行ったインタビューで、「最も重要なのは日本が現金中心の社会からキャッシュレス社会に移行していることだ」と説明。「今年は競争という点で、非常に重要なキックオフとなるだろう」と述べた。

  慎氏はラインが無料通信アプリで持つ約8000万のユーザー基盤を武器に、銀行手数料の高い日本では「絶対的な競争力」があり、消費者に受け入れられると自信を示す。競合相手は傘下に銀行も持つ楽天やソフトバンクグループ・ヤフーのPayPay(ペイペイ)だ。
 
  ラインはスマホ決済をはじめ金融事業を中心に収益源を多様化するため、証券会社や銀行を設立する準備を進めている。2019年以降を第2の創業期と位置付け、2月には慎氏を「ユーザーを感動させる初めての体験」を担うCWO(チーフワオオフィサー)に任命した。

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