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バイエルの賠償責任を米陪審が認定-除草剤の発がん性巡る訴訟で

  • 補償的損害賠償530万ドル、懲罰的損害賠償7500万ドル
  • 昨年夏も州裁判所で敗訴-決着には多額の費用かかる恐れ
A Bayer AG logo sits at the Bayer CropScience AG crop protection production site.

A Bayer AG logo sits at the Bayer CropScience AG crop protection production site.

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
A Bayer AG logo sits at the Bayer CropScience AG crop protection production site.
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

ドイツのバイエルの除草剤「ラウンドアップ」が原因でがんを発症したとして米カリフォルニア州在住の男性が同社を相手取って起こした訴訟の裁判で、サンフランシスコの連邦地裁の陪審は27日、バイエルには530万ドル(約5億8400万円)の補償的損害賠償金と7500万ドルの懲罰的損害賠償金を支払う義務があると認定した。同様の訴訟は多数起こされており、決着には多額の費用がかかる可能性がある。

  ラウンドアップを巡っては昨年夏に州裁判所が同様の判断を下しており、バイエルにとって2回目の敗訴となった。3件目の裁判が現在、カリフォルニア州オークランドで行われている。

  バイエルを訴えたエドウィン・ハードマンさん(70)は、サンフランシスコの北にあるソノマ郡の所有地で長年にわたってラウンドアップを使用し続けたことが、非ホジキンリンパ腫を引き起こしたと主張している。

  バイエルは評決には失望したとして控訴する方針を表明。広報担当のクリス・ローダー氏は発表資料で、「今回の評決は将来の訴訟・裁判に何ら影響しない。事実および法的な状況がそれぞれ異なるためだ」とコメントした。

  米国では1万1200人余りがラウンドアップ関連の訴訟を起こしており、バイエルは昨年の米モンサント買収でこれらを引き継いだ。アナリストらは決着には50億ドル超かかると推計している。ブルームバーグのデータによると、今回の賠償額は米国で今年これまでに認定された製造物損害賠償責任の金額としては3番目に大きい。

原題:Bayer Loses Second Trial Over Claims Roundup Causes Cancer (1)(抜粋)

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