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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

3月の東京消費者物価1.1%上昇、伸びは前月と同じ

更新日時
  • 生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは0.7%上昇
  • 季節調整した前月比は下がっており、基調は横ばい-三菱モルガン
Pedestrians and shoppers walk through the Yanaka Ginza shopping street at dusk in the Yanesen district of Tokyo, Japan, on Tuesday, March 19, 2019. Japan's stock indexes on March 25 are set for their biggest declines since Christmas Day as a global batch of indicators stoked concern over faltering economic growth.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

全国の物価の先行指標となる3月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前月の伸びと同じだった。食料や家庭用耐久財が上昇に寄与した。上昇は21カ月連続。総務省が29日発表した。

キーポイント

  • 東京都区部コアCPIは前年比1.1%上昇(ブルームバーグの予想中央値は1.1%上昇)-前月は1.1%上昇
  • 生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは0.7%上昇(予想は0.7%上昇)ー前月は0.7%上昇
  • 総合CPIは0.9%上昇(予想は0.9%上昇)-前月は0.6%上昇
東京都区部コアCPIの推移

エコノミストの見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券景気循環研究所の宮嵜浩シニアエコノミスト:

  • 東京都区部のコアCPIは高めの伸びを維持したが、季節調整した前月比は下がっており、上向き基調にあるというよりは横ばいで、基調は変わっていない
  • 日銀は4月末の展望リポートで、2019年度のコアCPI前年比の見通しを18年度並みに下方修正する可能性がある

         
BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミスト:

  • 22日付のリポートで「原油ほどではないがそれ以外の商品市況も緩やかに軟化しており、昨年末の円高も相まって、邦貨ベースの輸入価格は年始から下落に転じた」と指摘。これらの影響で、コアCPI前年比は消費増税や教育無償化など制度的な要因を除くと「年末には文字通りゼロに近づく」としている

詳細

  • 上昇は電気代(10.2%)、都市ガス代(10.4%)、ルームエアコン(24.1)、下落は生鮮野菜(11.9%)、携帯電話通信料(4.3%)
  • 生鮮食品を除く食料は、原材料価格上昇で大福やまんじゅうなど菓子類が値上げした-総務省担当者
  • 家庭用耐久財は、ルームエアコンの新製品の出回りが例年より早く上昇に寄与した-総務省
  • ガソリンは足元で原油相場が上がっているため前年比プラスに転じた。電気代、都市ガス代は値上げと値下げが混在したが、4月は大手14社全てが値下げするので伸びが鈍化する見込み-総務省
  • 外国パック旅行費は依然上昇傾向が続いているが、昨年3月から好調だった欧州向けの影響が一巡し、前年比の伸びが鈍化した-総務省
  • 宿泊料は、日並びが良かった前月から平年並みに戻った影響で伸びが鈍化した-総務省
  • 3月の全国消費者物価指数は4月19日に発表

背景

  • 日本銀行は4月末の金融政策決定会合で2021年度までのコアCPI前年比の見通しを示す。1月時点の見通し(政策委員の中央値)は19年度が1.1%上昇、20年度が1.5%上昇。複数の関係者によると、物価目標である2%を達成するのは21年度も厳しいとの見方が日銀内の一部で出ている
  • 日銀が3月14、15両日開いた金融政策決定会合の主な意見によると、10月に予定される消費増税について「経済・物価に下押しの影響を与えるリスクは相応にある」と懸念の声も出ている
(詳細とエコノミストコメントを追加して更新します.)
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