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長期金利が2年7カ月ぶり低水準、米欧金利低下や株安・円高で買い

更新日時

債券相場は大幅高。長期金利は2年7カ月ぶりの低水準を付けた。世界経済の減速懸念を背景に米欧債券相場が上昇したことや英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混迷を受けて買いが先行し、日本株の続落と円高・ドル安、2年債入札の順調な結果も加わり、利回り低下に拍車が掛かった。

  • 新発10年物353回債利回りはマイナス0.08%に下げて始まり、午後3時過ぎにマイナス0.10%と2016年8月以来の水準まで低下
  • 新発40年債利回りは0.55%と16年10月以来の低水準
  • 長期国債先物6月物の終値は前日比28銭高の153円30銭。中心限月で16年7月以来の高値

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 世界経済の減速がどこまでいくか、不透明感が払しょくされない限り、金融市場全体が不安定で債券には追い風となろう
  • 金利は低下しているが、こうした状況ではあすの国債買い入れオペでの減額や来月のオペ運営方針での減額示唆はメインシナリオにはならない
  • 企業短期経済観測調査(短観)の悪化も見込まれており、追加緩和も話題に上りやすいが、日本は追加緩和の余地が乏しいので、日銀は辛抱強く今の緩和を続けるのではないか

2年債入札

  • 最低落札価格は100円55銭と市場予想を上回る
  • 投資家需要動向を反映する応札倍率は5.28倍と前回とほぼ同水準、小さければ好調な入札を示すテールは3厘と前回の半分に縮小
  • 岡三証の鈴木氏
    • 2年債入札は年度末とあってやや警戒感もあったが、円高・株安など外部環境の追い風もあり、無難に消化された
  • 備考:過去の2年債入札の結果一覧


背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.180%-0.195%-0.095%0.325%0.495%0.550%
前日比-1.0bp-1.5bp-2.5bp-3.5bp-3.5bp-4.5bp
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