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Photographer: Tim Rue/Bloomberg

米中の高官級通商協議、今週再開-トランプ氏「素晴らしい取引」望む

  • 米通商代表と財務長官が28、29両日に北京訪問
  • 通商代表:非常に良い取引なら応じる、そうでなければ別の計画探す
A tugboat guides the Kawasaki Kisen Kaisha Ltd. Bai Chay Bridge cargo ship into the Port of Long Beach in Long Beach, California, U.S., on Wednesday, April 4, 2018. The U.S. trade deficit widened by more than forecast to a fresh nine-year high in February amid broad-based demand for imports, ahead of Trump administration tariffs that have raised the specter of a trade war.
Photographer: Tim Rue/Bloomberg

米中当局者は今週、通商問題を巡る高官級協議を再開する。両国は合意に近づいているが、仮に合意に至っても経済関係の正常化までは長い道のりとなる可能性がある。

  トランプ米大統領の通商交渉責任者、通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン財務長官は28、29両日に北京を訪れる予定。一方、中国の劉鶴副首相は4月3日にワシントンを訪問する。

  ライトハイザー代表は今週のナショナル・パブリック・ラジオとのインタビューで、自分は合意を望むが、実際にそうなると必ずしも思っていないと発言。「非常に良い取引なら応じるが、そうでなければわれわれは別の計画を探すつもりだ」と述べた。

  米交渉担当者らは中国が公約を撤回しつつあるとの懸念を表明。一方、中国の当局者らは米国の提案は「一方的」だとして抵抗する姿勢を示している。合意を締めくくる米中首脳会談は少なくとも1カ月先延ばしされ、早くても4月下旬の見込みだ。

  ワシントンのシンクタンク、Rストリート・インスティチュートの貿易政策専門家、クラーク・パッカード氏は、「大統領は合意を切望している」とし、「米中貿易問題で成果を得ずに2020年の大統領選再選に向けて出馬したくないと大統領は考えていると思う」と説明した。

  しかし、投資家や企業経営者が最も望んでいる追加関税の完全撤回が実現する可能性は一段と低くなっている。トランプ大統領は先週、中国が合意を履行すると確信するまで対中関税を維持するつもりだと述べた。

  法律事務所メイヤー・ブラウンの弁護士、ティム・キーラー氏は、現行の関税を撤廃するかどうかは恐らく、最後に残る最も難しい問題の1つだろうと指摘。「真剣で良い貿易交渉は人が望む以上に、あるいは予想以上に長くなる」と語った。

  また合意に至った後でも両国は経済関係の新たな均衡点を探り、通商関係の緊張はしばらく継続する公算が大きい。

  トランプ大統領は26日、共和党議員らに対し、自分は「素晴らしい取引」でない限り中国と妥結するつもりはないと述べた。この集まりに参加したマルコ・ルビオ上院議員が明らかにした。

原題:U.S., China Trade Talks to Resume as Trump Vows ‘Excellent’ Deal(抜粋)

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