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3月26日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、逃避先通貨は安い-株式持ち直しで

  26日のニューヨーク外国為替市場では、リスクセンチメントの改善を受けて逃避先通貨が下落。住宅市場と消費者信頼感に関する米指標は予想より弱かったが、米国債利回りが上昇したことが手伝ってブルームバーグのドル指数は上昇した。メイ英首相の欧州連合(EU)離脱案が支持を広げつつあるとの見方が広がり、ポンドは小高い。

  • ニューヨーク時間午後4時49分現在、ブルームバーグのドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。前日の下落分を取り戻した
    • 米10年債利回りが3営業日ぶりに上昇する中、ドル・スポット指数はプラスを維持
    • ドルは主要10通貨に対してまちまち
    • 米指標では、1月の20都市住宅価格指数が前年比3.6%上昇、3月の消費者信頼感指数が124.1への低下で、いずれもエコノミスト予想に届かず
  • ドルは円に対し0.6%高の1ドル=110円61銭
    • ドルは一時0.7%上昇、2月11日以来の高値の110円69銭を付ける場面があった
    • 円のパフォーマンスは主要通貨の中で最悪。ただ、20都市住宅価格指数が2012年後半以来の小幅な伸びにとどまったことなどを背景に、円の下げ幅は縮小した
    • ドルの目先の上値抵抗線は110円81銭
  • その他の逃避先通貨では、スイス・フランが幅広い通貨に対して下げ
  • ポンドは対ドルで0.1%高の1ポンド=1.3210ドル
    • EU離脱推進派のジェイコブ・リースモッグ議員がメイ英首相の離脱協定案を支持する考えを示唆したことを受け、ポンドは上昇に転じた
  • ユーロはドルに対し0.4%安の1ユーロ=1.1267ドル。広範なドル買い、また対ポンドでのユーロ売りを背景に、日中安値近辺での取引に
  • オーストラリア・ドルは対米ドルで0.3%高。この日は米原油先物が上昇、1バレル=60ドル近辺で推移した

欧州時間の取引

  このところのリスク資産急落は行き過ぎとの見方で米国債が下げ、ドルが前日の下げを一部埋めた。ポンドは英のEU離脱に関連する動きと薄商いの中、前日終値を挟んでもみ合い。円は主要10通貨全てに対し下落した。
原題:Dollar Rises, Havens Slip as Equities Rebound: Inside G-10(抜粋)
Dollar Gains With Treasury Yields as Pound Advances: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は上昇、国債反落-景気懸念緩和の兆し

  26日の米株式相場は上昇。米国債は下落した。景気減速を巡る懸念が和らぐ兆しが見られた。

  • 米国株は上昇、エネルギー銘柄がけん引
  • 米国債は下落、10年債利回り2.42%
  • NY原油は反発、ロシアの減産期待と米運河閉鎖で
  • NY金は反落、成長懸念が後退し米国債利回り上昇

  エネルギー株がS&P500種株価指数の上昇に寄与した。ロシアが減産目標達成を示唆したことで、原油が値上がりしたことが追い風。米10年債利回りは3日ぶりに上昇。ただ、3カ月物と10年債の利回りは逆転が続いている。金は下落。

  S&P500種は前日比0.7%高の2818.46で終了。ダウ工業株30種平均は140.90ドル(0.6%)上げて25657.73ドル。ナスダック総合指数は0.7%上昇。ニューヨーク時間午後5時7分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.42%。

  世界の金融市場での最近の売りは行き過ぎだったとの見方からリスク資産は持ち直した。ゴールドマン・サックス・グループも他社に次いで、米国のイールドカーブ逆転についてパニックに陥る必要はないと忠告した。逆イールドはリセッション(景気後退)の前兆とされている。経済情勢はそれほど好ましくないものの、利回りカーブがフラットな中でも株価は好調となる可能性もあると、アナリストらは指摘している。

  FTNファイナンシャルのチーフエコノミスト、クリストファー・ロウ氏は、「支えとなるような経済ニュースがそれほどないにもかかわらず、マーケットは短期間でかなり上昇していた」と指摘。「その結果として、この日の利回り上昇は驚きではない。一息入れるのはもっともだ。相場上昇が再開する前に、金利は一段と上がる可能性がある」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。ロシアは月末までに減産の約束を果たせそうだとノバク・エネルギー相が述べたことが背景。テキサス州の大型運河、ヒューストン・シップ・チャネルで閉鎖が続いていることも、供給網の混乱につながった。原油は第1四半期の上昇率としては2002年以降で最大となるペースが続いている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は1.12ドル(1.9%)高の1バレル=59.94ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は76セント上げて67.97ドル。

  ニューヨーク金先物は反落。世界の経済成長見通しに関する懸念が和らぎ、米国債利回りが上昇したことから、逃避先としての金の妙味が落ちた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.6%安の1オンス=1321.40ドルで終了した。前日には2月末以来の高値を付けていた。
原題:U.S. Stocks Climb as Treasury Rally Takes Breather: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rebounds as Russia Signals Its Commitment to Output Cuts
PRECIOUS: Gold Drops as Less Growth Angst Boosts Treasury Yields

◎欧州債:イタリア債上昇、英国債はEU離脱案の採決控えて軟調

  26日の欧州債市場でイタリア債が上昇。ドイツ債は下落した。英議会で27日に予定されているEU離脱を巡る一連の採決を控えて、英国債は軟調だった。

  • イタリア債のイールドカーブはブルスティープ化。株価指標FTSE・MIB指数は上昇した
  • ドイツ債は小幅安。中核国債全般のパフォーマンスは上回った
  • 英国債は下落。EU離脱推進派のジェイコブ・リースモッグ議員はメイ首相の離脱案について「離脱しないよりはましだ」と発言した
  • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて-0.02%、フランス10年債利回りは0.36%で変わらず、イタリア10年債利回りは3bp低下の2.47%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Rise, Bunds Slip as Gilts Lag: End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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