コンテンツにスキップする

ECBのTLTRO3、詳細は6月までに明らかになる-レーン氏

  • マイナス金利、銀行を支援した面も-融資需要押し上げに寄与
  • ECB政策委、景気減速が一時的かはまだ結論出していない

欧州中央銀行(ECB)の新たな長期資金供給オペの条件について、ユーロ圏の銀行は6月までに知ることになるだろうと、ECB政策委員会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁が語った。

  レーン氏はブルームバーグとのインタビューで、この「条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)3」を導入するに至った現在の景気減速に関して、どれほど深刻か政策委員会はまだ結論を出していないと説明した。

Bank Of Finland Governor Olli Rehn Interview

レーン・フィンランド中銀総裁

Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

  TLTRO3の詳細を問う質問に、「その正確な性質を広く一般や銀行が十分に前もって認識できるよう、オペ実施のかなり前にわれわれは決定する」とし、「政策委員会は4月と6月に会合がある」と述べた。

  さらにTLTRO3の条件は、2016年と17年に合計7000億ユーロ(現在のレートで約87億4000億円)余りを銀行業界に供給したTLTRO2に「近いものになるはずだ」との認識を示した。

  ECBの金融政策を巡っては、マイナス金利が銀行の収益性を圧迫しているとの指摘がある。だがレーン氏は「マイナス金利と、過去数年間のより全般的な非従来型措置が成長と雇用を後押ししてきたことも考慮する必要がある。これが融資の需要を押し上げ、銀行にとって好ましい状況を生み出してきた」と反論。マイナス金利は「ニューノーマル」になるべきではなく金利はいずれ上昇するとしつつ、「拙速な利上げはしたくない。世界経済や欧州経済の減速は明らかに、まだかなりの期間ECBが緩和的な政策姿勢を維持することが必要だと示唆しているからだ」と続けた。

TLTRO-III Features

The ECB announced limited details on its new bank loan program

Source: ECB

原題:Euro-Area Banks Can Expect ECB Loan Details by June, Rehn Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE