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みずほ、海外でのM&A助言を強化、2ー3年で5割へ

  • 両社連携で「すでに幾つかパイプラインがある」-みずほ証の浜西氏
  • 少子高齢化で国内市場縮小する中、企業の海外M&Aへの関心高まる
relates to みずほ、海外でのM&A助言を強化、2ー3年で5割へ
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みずほフィナンシャルグループは、日本企業の海外での企業の合併・買収(M&A)助言業務を強化する。2月に米投資銀行ペレラ・ワインバーグ・パートナーズとの業務提携を発表、大型案件獲得へ態勢を整えた。提携効果などで現在件数ベースで3割程度の海外案件比率が2-3年後には最大5割程度に伸びるとみている。

Views of Nomura and Other Financial Institutions Ahead of Earnings Report

みずほ銀行とみずほ証券の店舗

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  みずほ証券グローバル投資銀行部門共同部門長の浜西泰人専務と同部門プロダクツ本部副本部長の山崎栄一氏がインタビューに答えた。山崎氏は「今後強化したい海外の大型案件に強みがあり、当社と補完関係にある」と業務提携のメリットを説明。4月以降、人材交流も行う。現在3割程度の海外案件比率は、2-3年後に「4、5割に上がる」と見込む。

  発表資料などによると、ペレラ・ワインバーグは米著名バンカーのジョー・ペレラ氏とピーター・ワインバーグ氏が2006年に設立した独立系投資銀行。M&A助言業務に特化しており、16年の米AT&Tによるタイムワーナー買収など10億ドル(約1100億円)超規模の大型案件に強みを持つ。欧米で幅広く業務を展開する一方で、日本に拠点はない。

  浜西氏らの説明によると、みずほ証はペレラ・ワインバーグの持つ海外企業の情報を活用することで、日本企業による海外M&Aの支援を強化する。先月すでにペレラ・ワインバーグのチームが来日、みずほ証と共に国内企業を回った。浜西氏は「すでに幾つかパイプラインがあり、1ー2年で数件の案件を獲得できれば」と期待。19年度中に両社連携第1号案件の獲得を目指すという。

  浜西氏は、ペレラ・ワインバーグとの提携は「いいスタートを切れており、大切にしていきたい」という。山崎氏は、少子高齢化で国内市場が縮小する中、顧客企業の海外M&Aへの関心が高まっており、みずほFGとしてこうしたニーズを「しっかりサポートしていく必要がある」と説明した。

  海外M&A助言では、三菱UFJフィナンシャル・グループが08年に米大手投資銀行モルガン・スタンレーに出資。日本国内の証券事業を共同で運営している。三井住友フィナンシャルグループは米独立系投資銀行モーリスと資本業務提携している。

  ブルームバーグのデータによると、18年の世界のM&A助言業務ランキングでみずほFGは19位、ペレラ・ワインバーグは33位。モルガンS(MUFGの実績を含む)は2位、モーリスは17位、三井住友Fは22位となっている。

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