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英下院、離脱「プランB」探る投票を27日実施-首相主導権失う

更新日時
  • 関税同盟残留や再国民投票への支持表明の機会が議員に与えられる
  • メイ政権の政務担当者3人が首相の方針に反する投票を行うため辞任
メイ首相

メイ首相

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
メイ首相
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

英下院は25日夜、メイ首相が欧州連合(EU)と取り決めた離脱合意案の代案に関する一連の拘束力のない投票を実施する案を賛成329、反対302で可決した。離脱案を3度目の採決に持ち込むには十分な支持がなお得られていないと首相は認めており、EU離脱プロセスの主導権を議会が握ることになる。

  与党保守党のオリバー・レトウィン議員が提出した修正案は、27日の立法議案の主導権を一般議員に認めるもので、再国民投票やEUとの関税同盟への残留、合意なき離脱、離脱撤回も含む「プランB」の選択肢について、支持表明の機会が議員らに与えられる。

U.K. Prime Minister May Faces Dual Brexit Threat From Cabinet, Parliament

メイ英首相

写真家:Chris Ratcliffe / Bloomberg

  「インディカティブ・ボート」と呼ばれる一連の投票によって、できるだけ多くの選択肢の支持動向を同時に探ることが可能になる。政府を拘束するものではないが、レトウィン議員や修正案に署名した100人余りの議員らは、EU離脱の今後の進路を議会主導で決めることを期待している。

  離脱の代案はどれも過半数の賛成が得られない可能性もあるが、幾つか支持されることもあり得る。メイ首相は投票結果に従わない権利を留保するとしており、首相報道官は達成不可能な案を議会が支持する可能性を反映していると説明した。

  メイ政権の政務担当者のうちリチャード・ハリントン氏など3人が首相の方針に反する投票を行うために辞任した。BBCのジャーナリストのツイートによれば、ハリントン氏はレトウィン議員の修正案に賛成票を投じるために辞めたと語った。

  メイ首相は自らの離脱案を週内に3度目の下院採決に付すため、支持拡大を引き続き目指しているが、成功の見込みは極めて小さくなったと考えられる。

BRITAIN-EU-POLITICS-BREXIT

オリバー・レトウィン議員

カメラマン:Tolga Akmen / AFP経由でGetty Images

  関係者の1人によれば、与党保守党内の欧州連合(EU)懐疑派で構成する「ヨーロピアン・リサーチ・グループ(ERG )」のリーダー、ジェイコブ・リースモッグ議員は、25日夜のERGの会合で、メイ政権を閣外協力でを支えてきた北アイルランドのプロテスタント強硬派、民主統一党(DUP)が承諾するのであれば、メイ首相の離脱案を支持する用意があると述べた。だが、そのためにはDUPの方針が大きく転換することが前提となる。

  英最大野党・労働党のコービン党首は「別の解決策を目指して努力を続けてきた多くの下院議員がいると承知している。コンセンサスを見いだすためにそれらを審議する必要がある。この政権が失敗したのであれば、この下院が成功させなければならず、成功すると確信している」と発言。27日に審議される離脱の選択肢には、2回目の国民投票を含めるべきだとの考えを示した。

U.K. Weighs No-Deal Brexit Vote As Chancellor Presents Spring Statement

ジェイコブ・リースモッグ議員

写真家:Simon Dawson / Bloomberg

原題:May Loses Control of Brexit Process as Parliament Takes Over
U.K. Parliament Forces Votes on Alternatives to Brexit Deal
Corbyn: Parliament Should Consider Confirmatory Referendum
May Faces Endgame as U.K. Leader Is Losing Control of Brexit (1)(抜粋)

(最大野党・労働党党首の発言などを追加して更新します)

(「インディカティブ・ボート」について追加して更新します.)
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