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3月25日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが下落、米国債利回りが全般的に低下

  25日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対し下落。米10年債利回りが一時2017年以来の低水準となる中、モデル系ファンドがドル売りを出した。  

  • ニューヨーク時間午後4時45分現在、ブルームバーグのドル・スポット指数は前週末比0.1%低下
    • ドルは円とポンドを除く主要通貨に対して下げ。北欧通貨は上昇が目立った。新興国通貨はトルコ・リラをはじめ幅広く値上がり
    • 米10年債利回りは2.40%を割り込み、一時は2.375%と17年12月以来の水準。この日は3カ月物の利回りを10年物が上回る場面もあったが、その後は再び逆イールドに。米金融当局がどこかの時点で利下げを余儀なくされるとの観測が続いている
    • シカゴ連銀のエバンス総裁は、2019年の経済見通しが失望すべきものである場合、金融当局は政策金利を据え置くか、金融緩和に踏み切る必要もあるだろうと述べた。フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、米当局が今年利上げをするとしても「せいぜい」1回のみだとの見方を示した
  • ドルは円に対し0.1%高の1ドル=109円98銭
  • ポンドはドルに対し0.1%安の1ポンド=1.3199ドル
    • 一時は0.4%安となっていた
    • メイ英首相は、自身の欧州連合(EU)離脱協定案を採決に持ち込むだけの十分な支持はまだ得られていないと発言。それでも週内の採決実施を目指すと表明
  • ユーロはドルに対し0.1%高の1ユーロ=1.1315ドル。小幅ながら上昇を保った
    • 日中高値は1ユーロ=1.1331ドル
    • ドイツのIfo経済研究所が集計した3月の独企業景況感指数は99.6と、市場予想の98.5を上回った
    • ドイツ国債利回りの低下は貯蓄が招いた、欧州中央銀行(ECB)の金融政策ではない-クーレECB理事

欧州時間の取引

  円が対ドルで下落。新しい材料が待たれる中でポジション調整が入った。ドル・円は一時0.2%安の109円71銭を付けたが、その後、0.3%高の110円24銭となった。
原題:Dollar Struggles as Treasuries Gain Across Curve: Inside G-10(抜粋)
Yen Retreats from Six-Week High as Dollar Steadies: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:10年債利回り一段と低下、株はまちまち

  25日の米金融市場では、米国債が上昇。米10年債利回りは2017年12月以降で初めて2.4%を割り込む場面もあった。株式相場は強弱まちまち。 

  • 米国株は強弱まちまち、S&P500種は小幅安
  • 米国債は上昇、10年利回り一時2.4%割れ
  • NY原油は続落、逆イールド受け神経質な動き
  • NY金は続伸、ドル安や世界成長懸念で

  S&P500種株価指数はテクノロジー株を中心に下落。アップルが安い。新サービス発表イベントでのティム・クック最高経営責任者(CEO)の発言中に下げた。一方、消費財株と資本財関連は上昇。10年債利回りは2営業日連続で低下。景気減速を背景に米金融当局による利下げが必要になるとの見方が広がっている。

  S&P500種は前週末比0.1%安の2798.36で終了。ダウ工業株30種平均は14.51ドル(0.1%)高の25516.83ドル。ナスダック総合指数は0.1%下げた。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.40%。

  株価のバリュエーションが昨年の高水準に近づいた後、世界景気の減速懸念が強まる中でリスク資産が下落。シカゴ連銀のエバンス総裁は、2019年の経済見通しが失望すべきものである場合、連邦準備制度は政策金利を据え置くか、金融緩和に踏み切る必要もあるだろうと述べた。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズの米投資ストラテジスト、モナ・マハジャン氏は、「バイアスは依然として下方向だ」と指摘。「一般的に、低い長期金利は景気の長期見通しに関する不安が広がっていることを意味する」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。石油輸出国機構(OPEC)加盟国のベネズエラで緊張が高まっているものの、22日の逆イールドを背景とした米景気減速の兆しが重しとなった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は22セント(0.4%)安の1バレル=58.82ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は18セント高の67.21ドル。

  ニューヨーク金先物は続伸。ドルの下落が背景。世界経済の成長が減速しつつあるとの懸念が強まったことで、逃避先資産としての金の投資妙味が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.8%高の1オンス=1329ドルで終了した。

原題:Treasury 10-Year Yields Sink as Stocks Mixed: Markets Wrap(抜粋)
Oil Ends Volatile Day Lower as Yield-Curve Jitters Linger
PRECIOUS: Gold Advances on Weaker Dollar, Global Growth Anxiety

◎欧州債:イタリア債下落、ドイツ債は下げ埋める-英国債は上昇

  25日の欧州債市場でイタリア債が下落。ドイツ債は下げを埋めた。同国の企業景況感が市場予想を上回ったが相場に大きな影響は見られなかった。

  • イタリア債のイールドカーブはベアスティープ化。10年債利回りは一時7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。ドイツ債との利回り差は254bpと、3月6日以来で最も広がった
  • ドイツ債は利回りが一時プラス圏をつけた場面もあった
  • 英国債は上昇。10年債利回りは2017年9月以降初めて1%を下回った。メイ首相はEU離脱協定案を議会で通過させるための十分な支持は得られていないと述べた上で、引き続き週内の採決実施を目指すと表明した
  • ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずのマイナス0.02%、フランス10年債利回りは0.36%で変わらず、イタリア10年債利回りは5bp上昇の2.50%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Fall, Bunds Erase Loss: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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