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ドイツ銀行、コメルツ銀行との合併にカタール株主が抵抗-関係者

  • カタール投資家、ドイツ銀が増資し保有株が希薄化する展開を懸念
  • 合併を支持する見返りの条件交渉も模索、カタールは計6%株保有

ドイツ銀行とコメルツ銀行との合併計画に対し、ドイツ銀の大株主であるカタールの投資家が抵抗している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開情報であることから匿名で話した関係者によると、カタールの投資家はドイツ銀が合併資金を捻出するため増資せざるを得なくなり、その際に自らの保有株が希薄化することを懸念している。ドイツ銀の株価は約5年前にカタールが初めて投資して以来、ほぼ3分の1に低下した。一方でカタールは、合併を支持する見返りとしての条件を独自に交渉しようとしていると、関係者は述べた。

  2行が合併すれば、ドイツの景気が下降局面にあっても国内経済への資金供給を確保できるとドイツ政府はみているが、合併への反対は広がっている。ドイツ銀行監査役会に席を置く労組代表は、合併が同行を強化することはなく、大規模な人員削減を伴うと主張。ドイツの国内紙は弱体化した2行の合併を背後で操っているとして、同国財務省に批判的な論説を掲載している。

  ドイツ銀行はコメントを控えた。カタール政府の報道担当はコメント要請に今のところ応じていない。カタールのハマド・ビン・ハリファ・サーニ元首長、ハマド・ビン・ジャシム・サーニ元首相とは連絡が付かなかった。カタール投資家は合わせてドイツ銀行株の6%余りを保有している。

原題:Deutsche Bank Said to Face Qatari Resistance to Commerzbank Deal(抜粋)

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