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きょうの国内市況(3月25日):株式、債券、為替市場

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●日本株ことし最大の下げ、米欧経済指標悪化で資金は株から債券へ

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  東京株式相場は急反落し、TOPIXと日経平均株価はことし最大の下落率。米欧の製造業指標が悪化して世界景気の減速が懸念された。円高を受けた機械や精密機器など輸出関連、商品市況安から石油・石炭製品や非鉄金属など素材関連中心に全業種が安い。

  • TOPIXの終値は前週末比39.70ポイント(2.5%)安の1577.41
  • 日経平均株価は同650円23銭(3.0%)安の2万0977円11銭
    • 両指数とも2018年12月25日以来の下落率

  東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「米欧の製造業指標が下げ止まらず、世界景気の減速が続いている」と指摘。米国は「利上げ停止もあって長期金利が大幅に低下したが、その効果が出るには時間がかかるため景気のボトムアウトは来月以降」とみていた。

  • 東証1部33業種の下落率上位は原油安を受けた石油・石炭製品、鉱業のほか、医薬品、非鉄金属、機械、精密機器、証券・商品先物取引、化学

●債券上昇、長期金利は一時2年7カ月ぶり低水準ー米欧金利低下や株安

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  債券相場は上昇。長期金利は一時2年7カ月ぶりの低水準を付けた。世界経済の減速懸念を背景に米欧金利が大幅に低下した流れを引き継いだことや、株価急落、円高進行も加わり、超長期債を中心に買いが先行した。午後に入ると、日本銀行の国債買い入れオペの結果や高値警戒感から金利低下が一服した。

  • 新発10年物353回債利回りは、日本相互証券の前週末午後3時の参照値を2ベーシスポイント(bp)下回るマイナス0.095%と、2016年8月以来の低水準。その後はマイナス0.09%
  • 新発20年債利回りは一時0.325%と16年9月以来、新発30年債は0.49%、新発40年債は0.565%とともに16年11月以来の水準まで低下
  • 長期国債先物6月物の終値は前週末比7銭高の153円11銭。一時153円21銭と夜間取引で付けた16年7月以来の高値に並んだ。午後は伸び悩み

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 手前の金利がこれだけマイナスになると、利回りを追い求める資金は長いゾーンに向かわざるを得ず、イールドカーブにはフラット(平たん)化圧力がかかりやすい
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派化にもかかわらず、景気減速懸念がなかなか収まらないのは、中国や欧州経済の底打ちの確認までしばらく時間がかかりそうだからだ
  • 日銀は米欧中銀に比べてタカ派的だとみられたり、円高の引き金を引きたくないだろうから、当面は金利がさらに下がっても動かないのではないか

日銀買いオペ

  • 残存期間1年超3年以下と3年超5年以下、10年超25年以下と25年超が対象。金額はいずれも前回と同じ
  • 応札倍率は10年超25年以下で3.52倍、25年超で4.45倍と前回からやや上昇
  • SMBC日興の竹山氏
    • 日銀オペ結果はそれほど弱くはなかったが、金利低下が進んだ後とあってオペで売って利益確定する動きが出たようだ
    • 超長期ゾーンの応札倍率の上昇で、海外市場の流れを受けた相場上昇が一服した面も

  
●ドル110円前後、リスク回避で一時1カ月半ぶり安値ー売り一服感も

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円ちょうどを挟んで上下した。海外市場でのリスク回避の流れを引き継ぎ、2月11日以来のドル安・円高水準を付けた後は売りに一服感が出て、下げ渋る展開となった。

  • 午後3時25分現在のドル・円は前週末比ほぼ変わらずの109円94銭。午前は110円14銭を日中高値に、一時109円71銭まで下落した。午後は下げ幅を縮小
  • ユーロ・ドル相場は同時刻現在、ほぼ変わらずの1ユーロ=1.1303ドル

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • ドル・円は海外市場ですでにリスクオフをやった後なので、一段と下げる必要はない印象。きょうの下値めどは欧米株が多少下落でも109円50銭。一方、欧米株が落ち着けば、上値めどは110円30銭
  • シカゴ連銀のエバンス総裁は、市場の米利下げ織り込みを鎮める意味で米経済は力強いと発言したのだろうが、一言で収まる感じではない。ただ米経済は減速しているものの景気後退ではない
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