コンテンツにスキップする

メイ首相命運決める最後の1週間か-辞任圧力強く暫定首相の名も

更新日時
  • 首相は退陣の日時を具体的に示すよう閣内の圧力にさらされている
  • 管理内閣の暫定首相候補として首相側近やゴーブ氏の名前が挙がる

英国は3月最終週に欧州連合(EU)から離脱する予定だったが、先週のEU首脳会議を経て、「合意なき離脱」を含む決断の期限が4月12日に先送りされた。これに伴い、メイ英首相は政治生命を懸けた闘いに1週間を費やすことになりそうだ。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、メイ首相は、退陣する日時を具体的に示すよう閣内から圧力にさらされており、首相がEUと取り決めた離脱合意案への支持獲得にそれが役立つと主張する向きもある。

  メイ首相は、2度にわたり大差で否決された離脱案を今週再び下院の採決に付すチャンスに望みを託しているが、与党保守党内の離脱強硬派から十分な支持取り付けを目指す動きは引き続き難航している。

  週明けの閣議は緊迫する可能性が高く、27日の立法議案の主導権を一般議員に認める案の下院採決が25日中に行われる予定。可決されれば、2回目の国民投票からEUとの関税同盟への残留、離脱撤回に至るさまざまな選択肢への支持表明の機会が議員らに与えられることになる。

  メイ首相と複数の閣僚らは24日、ロンドン郊外の首相別邸「チェッカーズ」で、ジョンソン前外相やジェイコブ・リースモッグ議員など欧州懐疑派の主要議員らと会談した。

  英紙テレグラフによれば、自らの離脱案を支持する議員の数が得られると「確信」する場合のみ、首相は退陣に向けた日程表を提示する用意があると政府関係者の1人が示唆した。

  閣僚らの間では、EU離脱プロセスを完了に導く管理内閣の暫定首相候補として、首相側近のデービッド・リディントン下院議員と離脱推進派の中心人物、ゴーブ環境・食料・農村相の名前が取り沙汰されているという。

  一方、ジョンソン氏はテレグラフ紙への寄稿で、離脱交渉の次の段階がどのように違ったものになるかメイ首相は示す必要があると主張。現在の離脱案を断念し、「EUから直ちに離脱する」ように首相に要求した。

U.K. PM Theresa May Seeks EU Leaders Delay Approval in Brexit Standoff

メイ英首相

写真家:Jasper Juinen / Bloomberg

原題:May Faces Endgame as U.K. Leader Is Losing Control of Brexit
May Signals No-Deal Brexit to Be Taken Off the Table: Telegraph(抜粋)

(ジョンソン氏のテレグラフ紙への寄稿の内容を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE