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【中国インサイト】「穏健な」金融政策とは何か、量的側面から検証

  • 今年も金融緩和が中国経済を支援-4月にも預金準備率下げか
  • 人民銀総裁や最新の執行報告が新たな政策枠組みを具体的に示す

中国の金融政策を巡る不透明感がやや和らいでいる。「穏健な」金融政策が何を伴うのかを中国人民銀行(中央銀行)が幾分はっきりさせたためだ。

  穏健な金融政策とはカウンターシクリカル(反循環的な)政策を意味することは広く認められているが、この原則が金融スタンスの誘導において、量的な部分と物価の側面を両方含んでいることは明らかだ。人民銀の金融政策の新たな枠組みを2つに分けて分析したが、今回は量的な側面を詳しく見ていく。

  現在の状況で見た場合、金融政策の方向性にとっての含意は何か。この枠組みに基づくと、金融緩和が広範、または対象を絞った形で今年も中国経済を支援するという従来のわれわれの見方を裏付ける。預金準備率の引き下げは4月にも行われる可能性がある。

  人民銀の易綱総裁による全国人民代表大会(全人代)での発言や、最新の貨幣政策執行報告はこの枠組みの特徴を具体的に示した。透明性の向上において中国で「静かなセントラルバンキング革命」が起きていると国家外為管理局(SAFE)高官が話していたが、一見するとそうなのかもしれない。われわれの解釈では量的な側面は以下の3点をカバーしている。

  • 広義のマネーサプライM2と経済全体のファイナンス規模の伸びを名目国内総生産(GDP)成長率と合わせる
  • 適度な流動性を維持する
  • 小規模・民間企業に資金を行き渡らせるため与信構造を改善する

英語の原文をご覧になるには CHINA INSIGHT: Unlocking PBOC ’Prudent’ Black Box - Quantity (1)

中国のM2とファイナンス規模、名目GDPの伸び

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