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【NY外為】円が上昇、逃避の買い-米国債の逆イールド発生で

22日のニューヨーク外国為替市場では、円が週間ベースで1月以来の大幅上昇。米国債3カ月物と10年物の利回り逆転が2007年以降で初めて起きたことが背景。

  • ドルは円に対し、週間では1.4%安。ニューヨーク時間午後4時27分現在、前日比では0.8%下げて1ドル=109円96銭。一時は1%安の1ドル=109円74銭を付けた。
    • ユーロは対円で1.4%値下がり。ユーロに対する円のコールオプション需要が1月以来の高水準に膨らんだ。トルコ・リラなど新興国通貨の弱さも円買いにつながった
    • ドル・円の1カ月物インプライド・ボラティリティー(IV、予想変動率)は一時6.32%に上昇。今週は4.91%と、約4年ぶりの低水準を付けていた。四半期末にかけての買い戻しの動きもボラティリティー上昇の背景
  • 3カ月物と10年債の間での逆イールドは2007年以降初めて。逆イールドはリセッション(景気後退)の前触れだと広く考えられている。フランスやドイツの経済指標で弱さが示され、欧州の景気見通しがあらためて疑問視されたほか、2月の米財政赤字は月間ベースで過去最大となった
    • 米連邦公開市場委員会(FOMC)は今週、経済成長率予想と金利見通しを引き下げた。当局者の大半が今年の利上げ回数をゼロと想定している
  • 逆イールドや世界経済に関する懸念、欧米の株式相場の弱さが円の上昇につながったと、ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの通貨ストラテジスト、ブレンダン・マケナ氏は指摘 
    • 「この日発表されたドイツの経済指標が弱かったことから、世界の経済成長を巡る懸念が再燃した。株式相場もかなり大きく下げている。こうした状況では円が上昇する」
  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇、週間では0.1%低下した。
    • 米10年債利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.4355%。一時は2.4160%と、昨年1月以来の低水準を付けた
  • ドルは対ユーロで0.7%高の1ユーロ=1.1298ドル
Investors get fewer yen for each dollar amid haven demand

欧州時間の取引

  ユーロが2週間ぶりの大幅下落。フランスとドイツの経済指標が低調となり、域内景気モメンタムの弱さが浮き彫りになった。

原題:Yen Lures Haven Seekers as U.S. Yield Curve Inverts: Inside G-10(抜粋)
Euro Slumps as Weak Data Come Amid New Trade Fears: Inside G-10

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