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エーザイ株がストップ安気配、アルツハイマー薬の臨床試験を中止

更新日時
  • 他の2種類のアルツハイマー治療薬の開発は継続-エーザイ
  • 試験中止は「大きなネガティブサプライズ」-野村証
Signage is displayed on the exterior of Biogen Inc. headquarters in Cambridge, Massachusetts, U.S., on Friday, Aug. 5, 2016. 

Signage is displayed on the exterior of Biogen Inc. headquarters in Cambridge, Massachusetts, U.S., on Friday, Aug. 5, 2016. 

Photographer: Scott Eisen/
Signage is displayed on the exterior of Biogen Inc. headquarters in Cambridge, Massachusetts, U.S., on Friday, Aug. 5, 2016. 
Photographer: Scott Eisen/

エーザイ株はストップ安売り気配となり売買が成立していない。米バイオジェンと共同開発の最終段階にあったアルツハイマー病試験薬「アデュカヌマブ」の臨床試験を中止すると発表したことから売りが膨らんだ。

  株価は22日午前9時53分時点で、ストップ安となる前営業日終値を17%下回る7565円の売り気配、売り注文が約413万株なのに対して、買い注文は約14万株となっている。

  アルツハイマー病治療薬を巡っては、米ファイザーなど世界の製薬会社が開発に取り組んでいるが十分な有効性を認められず失敗が相次いでおり、アデュカヌマブへの期待は高かった。

  同社広報担当のリビー・ホルマン氏はアデュカヌマブの臨床試験中止は、「BAN2401」や「エレンベセスタット」の2種類のアルツハイマー病治療薬の開発計画には影響しないとし、今後も継続する方針だと話した。

  野村証券の甲谷宗也アナリストは21日付のリポートで、同薬剤こそアルツハイマー病の最大の希望と考えていたため試験中止は「大きなネガティブサプライズ」だと指摘。、投資判断を「買い」から「ウエート下げ」に引き下げ、目標株価を1万7000円から6000円に変更した。

  甲谷氏はこれまで50%としていたアデュカヌマブの成功確率を0%にするとともに、類似したメカニズムを持つBAN2401の成功確率も50%から10%に引き下げた。

  モルガン・スタンレーMUFG証券の村岡真一郎アナリストも同日付のリポートで、このタイミングでの中止発表は想定外だとし、BAN2401に対する市場の不安も高まるようなら、さらに株価調整の可能性が高まるとの見解を示した。

(アナリストのコメントなどを追加して記事を更新します.)
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