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英中銀:金利据え置き-合意なき離脱想定した計画発動する企業増えた

  • EU離脱を巡る不透明感が信頼感と経済活動の重しとなっている
  • 全回一致で政策金利を0.75%に据え置くことを決定-予想通り

イングランド銀行(英中央銀行)は21日、政策金利据え置きを発表するとともに、欧州連合(EU)からの合意なき離脱を想定した計画を発動する企業が増えているとの認識を示した。

  中銀の調査に答えた企業の約3分の2は、合意なき離脱に備えた緊急計画の実践を開始したと回答した。約80%が、そのような事態に対する準備ができていると考えているという。

  英国がEUから離脱する期限が数日後に迫っているにもかかわらず、将来の関係はこれまでにも増して不透明だ。メイ首相は短期間の離脱延期をEUに要請しているが、合意なき離脱の可能性が消えたわけではない。

  金融政策委員会(MPC)の議事録は「EU離脱を巡る不透明感が引き続き、信頼感と目先の経済活動の重しとなっている」と指摘。多くの企業が合意なき離脱に対し準備ができているとしているものの、「起こり得る結果の幅広さから、実行可能な準備の程度には限りがあるとも報告した」という。

  離脱期限が目前に迫る中で、カーニー総裁らMPCメンバーは全回一致で政策金利を0.75%に据え置くことを決めた。ブルームバーグの調査でエコノミスト61人全員が予想した通りだった。中銀は、限定的かつ漸進的な利上げを急がない考えも示唆した。議事録はEU離脱が利上げと利下げのいずれにもつながり得るとの見解を踏襲したものの、MPCメンバーの中からはこのところ、利下げの可能性の方が高いとの声も出ている。

  中銀はEU離脱で企業投資が落ち込み、今年の経済成長が減速すると見込んでいる。中銀の調査によると、製造業で投資意欲の顕著な減退が見られた。

Short-Term Pain

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Source: Office for Budget Responsibility

原題:BOE Says More Firms Trigger Brexit Plans as Rate Left Unchanged(抜粋)

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