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EU、米グーグルに1900億円の制裁金-広告仲介事業で競争法に違反

  • 欧州委がグーグルに科した制裁金、これで総額82億ユーロに
  • ベステアー委員、グーグルの是正努力認める-追加制裁ないと示唆

米アルファベット傘下のグーグルが競合他社の広告を不当に排除したとして、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は予想を上回る14億9000万ユーロ(約1900億円)の制裁金を科した。競争政策を担当するベステアー欧州委員がグーグルに制裁金を科すのはこれで3度目。ただ、過去2回の違反に対する是正で「不履行の問題」は見られないとして、制裁はこれが最後となる可能性を示唆した。

  欧州委員会が競争法違反でグーグルに科した制裁金は、これで総額82億ユーロに達した。同社は過去の競争違反2件に関して、追加の制裁金を避けようと取り組みながら、地域・求人検索サービスに新たな調査が入らないよう努めている。

グーグルに対し制裁金を科す理由を説明するベステアー欧州委員(20日、ブリュッセル)

Source: Bloomberg)

  今回の調査の焦点は、ウェブサイト向け広告仲介業者としてのグーグルの役割。検索結果に連動して第3者の広告をウェブページに表示させる「アドセンス」事業に関連して、競合のウェブ広告を排除する独占契約を広告主と結んでいた。問題となった契約はすべて、EUがこの調査を強化した2016年までに解約された。

  アドセンスがグーグルの広告収入全体に占める割合は2010年以降、低下を続け、15年には20%足らずとなっていた。

  グーグルのグローバル事業担当シニアバイスプレジデント、ケント・ウォーカー氏は「グーグルは欧州委員会の懸念に対処するため、すでに幅広い変更を自社サービスに加えてきた」とのコメントを電子メールで配布。「欧州競合に対する可視性を高めるため、今後数カ月にさらなる改善策を打ち出す」と述べた。

Google's Nemesis

Tech giant has been the target of the biggest antitrust fines imposed by the EU

原題:Google Fined $1.7 Billion in Vestager’s Last Antitrust Case (1)(抜粋)
Google Fined $1.7 Billion in Vestager’s Last Antitrust Case (2)

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