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ゴールドマンが日本株投資にゴーサイン、19年度「成長持続」見込む

  • 設備投資と消費の安定でリセッションの可能性低い-リポート
  • TOPIXの目標引き上げ-3カ月後1650、12カ月後は1675

日本株は今年、大半の先進国相場に対して出遅れているが、ゴールドマン・サックス・グループは2019年度の日本株投資への見返りは「比較的好ましい」とみている。

  TOPIXは年初来8%上昇。ブルームバーグのデータによれば、ニュージーランドとイスラエル、シンガポールを除く全ての先進国の株式指標を下回るパフォーマンスだ。世界的な需要の弱さが日本株への重しだが、設備投資と消費がより安定することからリセッション(景気後退)の可能性は低いと、ゴールドマンが20日付リポートで分析した。TOPIXの今後3カ月と12カ月の目標をそれぞれ1650と1675に引き上げた。利益見通しは今年度については引き下げたものの、19年度は引き上げた。

Key Speakers At The Bloomberg The Year Ahead

キャシー・松井氏

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  キャシー・松井氏ら同社アナリストはリポートで、「市場は日本企業の利益拡大の持続可能性に懐疑的だ。利益と利益率がピーク水準に達したので、なおさらだ」とした上で、「しかし当社は、18年度の第3四半期の業績の弱さにもかかわらず、ペースは落ちるものの成長の持続を信じている」と記した。

Japan's Topix is lagging other equity benchmarks in 2019

  ゴールドマンは19年度の1株利益の伸び率予想を5.6%と、従来の3.1%から引き上げた。1ドル=105円の為替レートを前提としている。同年度の日本株上昇予想の理由として、「より緩やかながらも持続する」企業業績の伸び、バリュエーション、労働市場の改善、企業統治改革、自社株買い、日本銀行の株式購入プログラムを挙げた。

  潜在的なリスク要因として松井氏は中国を指摘し、「日本株は依然、世界の景気サイクルに非常に敏感なため、日本に最重要の輸出市場である中国および米国の見通しと両国の貿易協議の結果が、19年度の相場の方向を決める重要要因となるだろう」と書いている。

原題:Goldman Gives Japan Stocks a Nod, Sees ‘Stable Growth’ in 2019(抜粋)

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