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独バイエルの主張認めず、除草剤巡る訴訟は法的責任問う第2段階へ

  • モンサント買収でバイエルが引き継いだ米関連訴訟は1.1万件余り
  • アナリストらはバイエルが和解に一歩近づいたのではないかとみる

ドイツのバイエルが昨年買収した米モンサントの除草剤「ラウンドアップ」に発がん性があるとして所有地で数十年間使い続けた利用者が同社を訴えた裁判で、陪審団はバイエル側の主張を認めなかった。裁判は損害賠償金や法的責任を確定する第2段階に移る。

  20日に始まる第2段階の審理は被告側にとってさらに厳しい道のりとなりそうだ。同社が健康への懸念払拭(ふっしょく)と主力除草剤の販売促進を目的に世論を操作したことを示す電子メールなどの証拠が、陪審団に提示される。

  アナリストらは、バイエルが追い込まれて和解に一歩近づいたのではないかとみている。モンサント買収でバイエルが引き継いだ1万1000件余りの米関連訴訟の和解金は最大50億ドル(約5600億円)に達する可能性があるという。

  バイエルは発表資料で「陪審団の最初の判断に失望しているが、除草剤に発がん性がないことを科学が証明すると引き続き固く信じている」とし、「モンサントの行為が適切で原告のがん罹患に対する法的責任はないことが第2段階の審理で示されると確信している」とコメントした。

原題:Bayer Loses First Phase of Roundup Trial, Liability Up Next (2)(抜粋)

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