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Photographer: NoSystem images/iStockphoto

米国株は上げ失う、対中貿易懸念で-原油も安い

更新日時
The New York Stock Exchange and surrounding buildings in the Financial District.
Photographer: NoSystem images/iStockphoto

19日の米株式相場は小反落。朝方は上昇していたものの、米国と中国が通商協議で平行線の状態にとどまっていることが明らかになり、失速した。

  • 米国株は小反落、対中貿易協議を懸念
  • 米国債は下落、貿易懸念で下げ幅は縮小
  • NY原油は小反落、米中貿易交渉の行方を懸念
  • NY金は上昇、FOMCがハト派示唆との観測広がる

  S&P500種株価指数はほぼ変わらず。中国側が米国の要求に抵抗していると、複数のトランプ政権当局者が懸念しているとの報道が背景。同株価指数はこれより先、昨年10月以降で初めて2850を上回っていた。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)会合や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る展開など、投資家が今週注目している材料に、貿易に関するニュースが影を落とす可能性がある。米金融当局がこの数カ月でハト派にシフトしたことに支えられ、株式相場は世界的に上昇。政策当局が成長を支援するとの見方が広がった。

  セテラ・インベストメント・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、ジーン・ゴールドマン氏は「市場は貿易戦争の解決を織り込んでいたため、解決が延期や遅延、変更となる可能性があれば神経質になる」と指摘した。

  S&P500種は前日比ほぼ変わらずの2832.57。ダウ工業株30種平均は26.72ドル(0.1%)下げて25887.38ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。米10年債利回りは午後4時44分現在、1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.62%。

  米国債は下落。ドイツ国債の下げや、10年債先物にまとまった売りが出たことが一因。午後になって米中貿易協議行き詰まりに関する報道が株価の重しになる中、米国債は下げ幅を縮小した。

China trade headlines knock the wind out of stock rally

  ニューヨーク原油先物相場は小幅安。米中の貿易協議で米側の要求に中国が抵抗しているとして、複数の米当局者が懸念していることが明らかになり、世界経済の成長と原油需要の見通しに影を落とした。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は6セント(0.1%)安の1バレル=59.03ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は7セント上げて67.61ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。今週のFOMC会合でハト派的なシグナルが発信されるとの観測が広がっている。ニューヨーク時間午後1時21分現在、スポット相場は0.2%高の1オンス=1306.10ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.4%高の1306.50ドルで終了した。

原題:U.S. Stock Rally Fizzles on China Trade Concerns: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries End Choppy Session Weaker After Briefly Erasing Drop
Oil Stalls as U.S. Is Said to Fear China Pushback in Trade Talks
Palladium Tops $1,600 as Metal Sets New Highs on Supply Shortage

(第3-4段落を追加し、更新します.)
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