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3月19日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが小幅安、FOMC政策発表控え-ユーロは高い

  19日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が過去8営業日で7度目の下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)が20日に、金利について市場の見方に近い姿勢を示すとの思惑からドル売りが出た。ユーロは3日続伸。

  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下。一時は0.2%下げ、2月28日以来の低水準を付けた。ドルは主要10通貨の大半に対して下落
    • インプライドボラティリティーが低下。FOMCは金利とバランスシートに関して辛抱強い姿勢をあらためて示すと予想されているが、平均インフレ目標にシフトする可能性もある
    • ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのクロスアセットストラテジスト、チャーリー・マケリゴット氏はドルについて、「FOMCの政策発表をあすに控え、非常にハト派的な結果が金利市場に織り込まれている」ことを反映していると指摘
  • ニューヨーク時間午後4時57分現在、ドルは対円で0.1%未満下げて1ドル=111円42銭、対ユーロでは0.1%安の1ユーロ=1.1349ドル
  • ドルは豪ドルに対しては上昇。米中貿易協議で中国側が米国の要求に抵抗しているとして、複数の米当局者が懸念していることが明らかになり、豪ドルは軟調となった
  • JPモルガンG7ボラティリティ指数は2014年9月以来の低水準。世界の主要中央銀行がハト派に傾いているため、1月以降低下トレンドにある
  • 独DAX指数が1.1%上昇する中、ユーロは堅調となった。ユーロは対ドルで2週間ぶり高値近辺にとどまっており、強気派は1.1400ドルに近いトレンドラインの抵抗線を目指している
  • 対円でのドルは下値が限定的だった。欧州債の利回り上昇や一部商品価格の上昇が背景
    • 日本勢が会計年度末を前にしたリパトリで米30年債を売っているとの臆測から、ニューヨーク時間の朝方に米国債利回りが上昇。ドルはこの日の高値111円48銭を付けた

欧州時間の取引

  ドル指数は3日連続で低下。FOMCの政策発表を翌20日に控えて、ドルの買い持ちを減らす動きとなった。ボラティリティーが弱まる中、主要10通貨は比較的狭いレンジで推移した。
原題:Dollar Slides as Traders Await Fed; Euro Advances: Inside G-10(抜粋)
Dollar Extends Losses as FOMC Begins Policy Meeting: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は上げ失う、対中貿易懸念で-原油安い

  19日の米株式相場は小反落。朝方は上昇していたものの、米国と中国が通商協議で平行線の状態にとどまっていることが明らかになり、失速した。

  • 米国株は小反落、対中貿易協議を懸念
  • 米国債は下落、貿易懸念で下げ幅は縮小
  • NY原油は小反落、米中貿易交渉の行方を懸念
  • NY金は上昇、FOMCがハト派示唆との観測広がる

  S&P500種株価指数はほぼ変わらず。中国側が米国の要求に抵抗していると、複数のトランプ政権当局者が懸念しているとの報道が背景。同株価指数はこれより先、昨年10月以降で初めて2850を上回っていた。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)会合や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る展開など、投資家が今週注目している材料に、貿易に関するニュースが影を落とす可能性がある。米金融当局がこの数カ月でハト派にシフトしたことに支えられ、株式相場は世界的に上昇。政策当局が成長を支援するとの見方が広がった。

  セテラ・インベストメント・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、ジーン・ゴールドマン氏は「市場は貿易戦争の解決を織り込んでいたため、解決が延期や遅延、変更となる可能性があれば神経質になる」と指摘した。

  S&P500種は前日比ほぼ変わらずの2832.57。ダウ工業株30種平均は26.72ドル(0.1%)下げて25887.38ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。米10年債利回りは午後4時44分現在、1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.62%。

  米国債は下落。ドイツ国債の下げや、10年債先物にまとまった売りが出たことが一因。午後になって米中貿易協議行き詰まりに関する報道が株価の重しになる中、米国債は下げ幅を縮小した。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅安。米中の貿易協議で米側の要求に中国が抵抗しているとして、複数の米当局者が懸念していることが明らかになり、世界経済の成長と原油需要の見通しに影を落とした。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は6セント(0.1%)安の1バレル=59.03ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は7セント上げて67.61ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。今週のFOMC会合でハト派的なシグナルが発信されるとの観測が広がっている。ニューヨーク時間午後1時21分現在、スポット相場は0.2%高の1オンス=1306.10ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.4%高の1306.50ドルで終了した。
原題:U.S. Stock Rally Fizzles on China Trade Concerns: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries End Choppy Session Weaker After Briefly Erasing Drop
Oil Stalls as U.S. Is Said to Fear China Pushback in Trade Talks
Palladium Tops $1,600 as Metal Sets New Highs on Supply Shortage

◎欧州債:ドイツ債が下げ幅縮小、英国債はアウトパフォーム

  19日の欧州債市場は、ドイツ債が下げ幅を縮小する展開だった。欧州連合(EU)は今週の首脳会議でメイ英首相にもう一度議会採決を実施する余地を残す条件付きの提案をすると報じられたが、英国債はドイツ債と米国債にアウトパフォームした。

  • イタリア債は下落し、利回り曲線は10年債までベアスティープ化。20日には20億ユーロの既発債と新発債の交換が控えている
  • ドイツ10年債は利回りが節目の0.1%を超え、先物でブロックトレードが成立するなどで10日ぶりの水準に一時下落したが、下げ幅を縮めた
  • ドイツ10年債利回りは2bp上げて0.10%、フランス10年債利回りも2bp上昇して0.47%、イタリア10年債利回りは4bp上げて2.49%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian, German Bonds Trim Declines; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(外為と株・国債・商品を更新します.)
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