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利上げに辛抱の米金融当局、インフレ鈍化なら苦境も

  • トレンド上回る経済成長の下、当局は金利据え置き
  • インフレ率が目標未達なら当局は難しい判断迫られる

米金融当局者は、インフレ率が当局目標を上回っても容認する意向を示している。だが、それとは反対の事態では、政策方針はそれほど明快ではなくなる。

  変動の大きいエネルギーと食料品を除くコアインフレ率は現在、当局目標の2%をわずかに下回っている。確たる保証はないものの、エコノミストや当局者の大半はこうした状況が続くと予想する。インフレ期待は下振れしたままであり、住宅市場の不振は将来の物価圧力抑制につながる幾つかの要因の一つだ。

  米経済が全般に成長の勢いを維持しても、インフレ率が鈍化すれば、金融当局は厳しい立場に置かれる。物価上昇圧力が抑制され、世界的なリスクも迫る中、当局はすでに政策金利を据え置いている。物価上昇ペースが実際に加速するまで金利を低めに維持すると約束し、金利変更の停止をさらに延長する可能性もある。しかし、インフレ目標未達を理由に利下げすれば、過度の悲観論を示唆することになりかねないため、実際に利下げすることはないと、エコノミストは指摘する。

  ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏は「政策転換のハードルはかなり高い」とコメント。「緩和に踏み切るようなことがあれば、『金融当局はわれわれの知らないどんなことを把握しているのだろうか』といった形で取引のきっかけとなる可能性がある」と語った。

  マクロポリシー・パースペクティブズの創業者、ジュリア・コロナド社長は「米金融当局は常に、事態悪化が極めて明白になるまで楽観的に振る舞おうとする」と解説。「利下げのハードルが高いとは思わないが、敷居となるのは景気が悪化するかだ」との見方を示した。

Now and Then

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Source: Commerce Department, Bureau of Labor Statistics, Federal Reserve *Note: Data are latest reading as-of meeting date

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