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英銀バークレイズ:3月の円債見送り、英EU離脱巡り環境不透明

更新日時
  • 月内の条件決定を見送ると投資家に19日伝えた-主幹事は指名済み
  • 年度内に起債すれば購入予定だった、判断は仕方ない-投資家

英銀バークレイズは円建て債の3月の起債を見送る。英国の欧州連合(EU)離脱が不透明になり、あらためて時期を模索する。

  複数の関係者によるとバークレイズは19日、発行条件の月内決定を見送ると投資家に伝えた。需要を含む環境の落ち着きを待つのが背景と関係者は明かした。広報部の中田咲氏は個別案件のコメントは差し控えるとした。主幹事にバークレイズ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、野村証券、SMBC日興証券を11日に指名済みで、TLAC(総損失吸収能力)債を近日に発行する予定だった。

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バーコウ英議会議長

bloomberg

  金融庁は3月末までTLAC債のリスクウエートをシニア債と同等にする経過措置を定めており、2、3月には駆け込み起債が相次いでいた。相対的に高利回りのTLAC債への投資需要は強く、バークレイズもこの需要を取り込むことを目指していた。

  ある投資家はバークレイズ債について、年度内に起債すれば購入予定だったとしながら、離脱の有無さえは全く分からない状況でこうした判断は仕方ないだろうと述べた。事情に詳しいある関係者はTLAC債について、経過措置終了で一部で需要の減少はみられるが、高利率債への需要は底堅く来年度の起債に大きな影響はないだろうと話した。

(第4段落に投資家コメントなどを追加して更新します.)
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