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インド控訴裁、アルセロールへのエッサールの身売り阻止の訴え退ける

  • スタンダードチャータードなどがアルセロールの提案に異議唱える
  • 会社法上訴審判所は債権者への資金配分を巡る審理を27日に行う

インドの会社法上訴審判所は18日、再建手続き中の鉄鋼メーカー、エッサール・スチールのアルセロール・ミタルへの身売り阻止を求める訴えを退けた。1年にわたりインド市場参入の準備を進めてきた資産家でアルセロールを率いるラクシュミ・ミタル氏は、また1つハードルを越えたことになる。

  会社法上訴審判所の法廷(判事2名)はアルセロールが買収に向けた支払いを進めることを認める一方、債権者への資金配分を巡るスタンダードチャータードのさらなる上訴を受理することに同意した。スタンダードチャータードとエッサールのグループ企業は、アルセロールとパートナーの新日鉄住金が提出した買収計画を承認した下級裁(会社法審判所)の判断に異議を申し立てていた。

  エッサールが破産手続きと身売りを余儀なくされた後、同社の経営権を失った創業家は資産奪回に向け債権者に5439億ルピー(約8800億円)を支払う対抗案などを打ち出していたが、会社法審判所はこれを却下。事情に詳しい複数の関係者によれば、スタンダードチャータードはアルセロールの計画の下では融資の大部分が未返済のままになるとして同社の提案に反対している。会社法上訴審判所は27日に債権者への配分に関する審理を行う。

  アルセロールと新日鉄住金はエッサールの債権者にまず4200億ルピーを支払い、その後800億ルピーを同社に投資する案を提示。計画が実現すれば、新会社はインド4位の鉄鋼メーカーとなる。

原題:India Appeals Court Refuses to Stop Essar Steel Sale to Arcelor(抜粋)

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