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人民元相場巡り米中合意なら「ブレトンウッズⅢ」体制も-ドイツ銀

  • 厳しい元相場管理に戻す約束を交わせばアジアはドル圏に戻る公算大
  • アジア外為市場での元の影響力は自然に低下すると分析

米中貿易交渉の結果、人民元をより厳しい為替相場管理に戻す約束が取り交わされた場合、アジアはドル圏に戻る可能性が高い。

  アジアの金融政策への人民元の影響が現在よりも弱まり、米連邦準備制度の影響が強まることを意味するこのテーマは、ドイツ銀行の香港在勤エコノミスト、ジュリアナ・リー、マイケル・スペンサー両氏による「ブレトンウッズⅢ」と題する文書で提示された。1944年のブレトンウッズ協定は、ドルを基軸通貨とする固定相場制という国際金融体制を確立した。

  両アナリストは、米中がこのような約束を交わせば、「恐らく人民元に対する圧力はほぼマイナスにならざるを得ず」、アジア外為市場で元の影響力は自然に低下すると分析。これは中銀の利下げ余地を小さくし、財政当局に支出拡大を迫る可能性があると指摘した。

  アナリストらはその上で、「中国当局が安定的な為替相場を維持するとの了解が米中の政府間に存在すれば、他の通貨に多大な影響を及ぼすことが考えられる」とした。

原題:Trump’s Yuan Pact May Herald Bretton Woods III, Deutsche Says(抜粋)

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