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中国は直接金融重視へ-「強い資本市場」必要と債券・株式市場強化

  • 昨年のファイナンス323兆円相当中、債券・株式発行は4分の1弱
  • 当局者は十分でないとみている-直接金融の後押し目指す
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景気減速と銀行システムに対する圧迫増大を目の当たりにした中国の政策立案当局は、企業の資金調達支援で本土の株式・債券市場の役割を高めるべき時が到来したと判断した。

  ブルームバーグが集計した中国人民銀行(中央銀行)のデータによれば、昨年の同国でのファイナンス2兆9000億ドル(約323兆円)相当のうち、債券・株式発行によるものは4分の1弱だった。金融システムへのリスクを大きく高めずに企業の資金調達を改善する方法を探る当局者らによれば、この比率は十分ではない。

  銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は郭樹清主席は先週閉幕した全国人民代表大会(全人代=国会)で、「強い資本市場の創出が必要だ」と明言。「直接金融のために特に資本市場、つまり株式市場と債券市場でもっとできることがあるだろう」と述べた。

Bankers' Domain

Direct financing, via bonds and equity raising, is low in China

Source: People's Bank of China

Note: Data shows outstanding borrowings by end of February

  当局はまた、金融セクターの対外開放を進めるとも表明している。本土金融サービス合弁で外資による持ち分過半数保有を認めるほか、本土と香港との株式・債券市場接続を通じ海外投資家は本土市場にアクセスしやすくなっている。MSCIなどの指数を扱う各社はそれぞれが算出するグローバル指数で本土証券のウエートを高めている。

  BNPパリバ中国部門の頼長庚最高経営責任者(CEO)はインタビューで、外国勢が7年以内に本土の業界において十分大きなシェアを握り、有意義な変化を後押しし、これが中国当局の野心実現に手助けする可能性があると指摘。「今は新たな段階だ。金融リソースは国有企業から一般の人々に広がる必要がある。債券・株式市場を発展させるべきだとの認識が大きくなっている」と語った。 

原題:China Wants Its Stock, Bond Markets to Step Up Funding Role(抜粋)

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