コンテンツにスキップする

超長期債が下落、20年入札控えて上値重いーFOMC見極めで取引慎重

更新日時

債券市場では超長期債が下落。先物市場で買いが先行したものの、その後は20年債入札を翌日に控えた超長期ゾーンの上値が重くなり、午後は売りが優勢になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めようとして積極的な取引が手控えられたとの見方も出ていた。

  • 新発30年物61回債利回りは0.575%、新発40年物11回債利回りは0.64%と、それぞれ日本相互証券の前週末午後3時の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)上昇
  • 長期国債先物6月物の終値は前週末比1銭安の152円78銭。一時152円85銭まで上昇した後、午後に軟化
  • 新発10年物353回債利回りは横ばいのマイナス0.04%で、午後にようやく取引成立

市場関係者の見方

みずほ証券の上家秀裕債券ストラテジスト
  • 米国金利が下がっても円債は超長期ゾーンを中心に上値が重く、10年マイナス0.05%や20年0.4%の節目水準も意識され、こう着感が強い
  • 超長期債は年度末の需要がどれだけ残っているか不透明で、上値を追って買う人も少なく、期初に金利が反転上昇するリスクも警戒される
  • 米10年金利の2.5%台は売り戻されるリスクも高い上、日本が休日の21日に結果が発表されるFOMCが思ったほどハト派化しなかった場合は影響も大きく、積極的にポジションを取りづらい

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 明日の20年債入札を0.4%を割り込んだ水準で迎えることへの警戒意識は強いとみられ、水準的な買い難さが相場の重し

日銀買いオペ

  • 残存期間1年超3年以下と3年超5年以下、それぞれ3500億円と4000億円と据え置き
  • 応札倍率はいずれも3.26倍で前回から低下。3-5年の平均利回り差マイナス0.003%
  • みずほ証券の上家氏は、いずれの結果も無難と指摘
  • 過去の国債買い入れオペ結果一覧

背景

  • 15日の米国市場では10年国債利回りが4bp低下の2.59%程度、一時2.57%台と1月4日以来の低水準。この日の時間外取引は2.59%台でやや上昇
  • 2月の米鉱工業生産3月のNY連銀製造業景況指数が市場予想を下回り、19-20日のFOMC結果がハト派的になるとの見方

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.165%-0.170%-0.040%0.395%0.575%0.640%
前週末比 横ばい 横ばい 横ばい 横ばい+0.5bp+0.5bp
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE