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フォルクスワーゲンCEOがナチス想起させる発言、監査役会が批判

  • アウシュビッツの「働けば自由になる」に似た発言、CEOは謝罪
  • ナチスと関連があったVWの歴史的な責任を完全に自覚-CEO

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)の発言が物議を醸している。発言はナチス・ドイツがアウシュビッツ強制収容所入り口の門に掲げたスローガン「働けば自由になる」を想起させるもので、同社監査役会はCEOを批判した。

  ディースCEOは今週、社内のイベントで「利益を上げれば自由になる」と発言。ドイツ語の労働(Arbeit)と利払い・税引き前利益(EBIT)のスペルが似ていることから、ナチスのスローガンをもじった言葉遊びのつもりだったようだが、この発言について自身のリンクトインのページで謝罪した。

  VW監査役会はブルームバーグに対する電子メールで、発言は「この文脈では不適切と見なされる」と表明。監査役会として「発言から断固として距離を置くが、ディース氏が速やかに謝罪したことも同時に指摘しておきたい」と続けた。

  VWはナチス・ドイツ時代の1937年に低価格車を大量生産する目的で設立され、ナチスの組織が当初運営した。戦時中には軍用車両や装備の生産に工場が転用された。ディースCEOは謝罪文の中で、「VWが過去30年間に取り組んだ多くの活動を通じ、企業としても、私個人や従業員も、ナチスと関連があったというVWの歴史的な責任を完全に自覚している」と述べた。

U.S. Deports Suspected Nazi Camp Guard, 95, to Germany

アウシュビッツ強制収容所の門に掲げられた「働けば自由になる」のスローガン

Photographer: Piotr Malecki/Bloomberg

原題:VW Supervisory Board Criticizes CEO Remark Evoking Nazi Slogan(抜粋)

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