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リフトの二重株式構造を米証券当局は容認か-SEC委員長が示唆

  • 二重株式構造の排除は優良企業上場の妨げに-クレイトン委員長
  • 州年金基金の団体などは他の株主の利益損なうと批判

新規株式公開(IPO)を予定している米配車サービスのリフトは、内部者に他の株主より大きい議決権を与える二重株式構造を計画している。こうした構造については投資家権利を擁護する団体が批判しているが、米証券当局のトップは反対しない姿勢を示唆している。

  米証券取引委員会(SEC)のクレイトン委員長は14日、二重株式構造を排除すれば「非常に優良な企業が上場するのを妨げることになる」と述べた。ニューオーリンズで開催されたチューレーン大学主催の法律に関する会議で発言したもので、具体的な企業名には言及しなかった。

  クレイトン委員長はIPO促進を最優先課題の一つに掲げてきただけに、株式公開を計画するユニコーン(評価額10億ドル超の非公開新興企業)の優遇は意外なことではない。ただ、同委員長はSECが個人投資家保護に注力すべきだとの考えも示してきた。

  州の年金基金を代表するカウンシル・オブ・インスティテューショナル・インベスターズ(CII)などの団体は、二重株式構造が株主の利益を大きく損ねるとの意見を明確にしている。リフトの計画では創業者らに1株当たり20票の議決権が付くクラスB株が割り当てられる。これに対しクラスA株は1株当たり1票。

  複数種類の株式はフェイスブックやグーグル親会社アルファベット、スナップなども発行している。

原題:Lyft Unlikely to Get SEC Pushback on Plan for Two Share Classes(抜粋)

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