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Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

ビットコイン消失事件でカルプレス被告に懲役2年6月の有罪判決

更新日時
  • データ改ざんで別口座残高を水増し-私電磁的記録不正作出・同供用罪
  • 業務上横領は無罪、返済意思が推認され、任務違背行為に当たらず
Stacks of bitcoins sit near green lights on a data cable terminal inside a communications room at an office in this arranged photograph in London, U.K.,
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

仮想通貨ビットコイン取引所「マウントゴックス」の巨額コイン消失事件に関連し、東京地裁は15日、データを不正に書き換える私電磁的記録不正作出・同供用罪で、元社長のマルク・カルプレス被告(33)に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

  カルプレス被告は2013年2-9月、同社の取引システム上のデータを書き換え、別口座の残高を3350万ドル水増ししたなどとして、私電磁的記録不正や業務上横領罪に問われていた。同地裁は横領については無罪とした。検察側は懲役10年を求刑していた。

Mark Karpeles

カルプレス被告

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  判決要旨によると、残高水増しは同被告の権限を乱用した会社の意思に反する行為と認定した。横領罪については、返済する意思があったことが推認され、任務違背行為に当たらず、会社には財産上の損害もないとして退けた。

  カルプレス被告は公判で「私は神に誓って無実であると申し上げる」と述べ、無罪を訴えた。弁護人は、振り込みによる入金については争わないが、被告人の行為は横領に相当しないと主張していた。

  マウントゴックスを巡っては、14年、不正アクセスによって当時のレートで約480億円に相当する約85万ビットコインが消失したことが発覚。同社は同年2月に民事再生法の適用を申請し、18年6月に再生手続きが始まっている。

(判決要旨に基づき第2,3段落に詳細を追加します.)
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