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Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

ペッパー株急落、「いきなり」の11カ月連続マイナスが市場に衝撃

  • 今期210店舗の出店計画、昨年末の470店舗から急増へ
  • 2月度までの4カ月間の既存店売上高は2桁減が続いている
Wagyu beef steaks sit on a table at a members only restaurant operated by Wagyumafia in Tokyo, Japan, on Thursday, Sept. 28, 2017. Takafumi Horie, the founder of Interstellar Technologies, has teamed up with his friend Hisato Hamada to form Wagyumafia, which brands, promotes and distributes Wagyu beef.
Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

立ち食いスタイルが特徴の「いきなりステーキ」を運営するペッパーフードサービスの株価が3日続落、一時前日比10%安の2190円と、2017年8月8日以来の安値水準に売られた。

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「いきなりステーキ」

Source: Ikinari Steak

  14日に発表した2月度実績で、いきなりステーキ事業の既存店売上高が、前年同月比25%減と11カ月連続のマイナス、初めて20%を超える大きな減少率となった。既存店客数も同17%減、客単価も同9.2%減と底が見えない。2018年12月期決算によると、いきなりステーキ事業は売上高の85%を占める主力部門だけに株式市場で衝撃的と受け止められた。

  証券ジャパンの大谷正之調査情報部長は「前年のハードルが高かったとはいえ、売り上げ減が11カ月、しかもここ4カ月は2桁減が続いていることから傾向として厳しい」との見方を示す。そのうえで、大谷氏は「増収基調にあるのは新規出店があるためで、既存店を含めてどのように挽回していくか注目する必要がある」と話した。

  同社総務部IR担当の伊藤梓氏はブルームバーグの電話取材に対して、17年、18年はメディアへの露出が多かったことで反動が出たと説明した。300グラムの「ワイルドステーキ」を1000円で提供するなどのキャンペーンも、下げ基調を食い止めることができなかったという。伊藤氏は新規出店基準の厳格化に加え、テレビコマーシャルやキャンペーンなどの販促を強化していきたいとしている。

 同社が2月26日の決算発表時に示した2019年12月期の収益計画によると、売上高は前年比47%増の935億6200万円、営業利益は同45%増の55億9400万円。直営店と加盟店併せて今期210店舗の大量出店計画がこれをサポートする。同社の店舗は17年12月期末が447店、18年12月期末が470店だった。今期の出店状況次第では収益計画に黄信号が灯ることになりかねない。

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