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債券は下落、日銀緩和期待のはく落や高値警戒感で売り優勢

更新日時

債券相場は下落。日本銀行が金融政策を据え置いたことで一部でくすぶっていた追加緩和期待がはく落したことに加え、長期や超長期債に対する高値警戒感も強く、午後に売りが優勢になった。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比5銭安の152円79銭。一時152円91銭まで上昇した後、午後に入って軟化
  • 新発10年物353回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.04%
  • 新発20年物167回債利回りは0.395%、新発30年物61回債利回りは0.57%と、それぞれ0.5bp上昇

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 海外勢の間でフォワードガイダンスに関する追加緩和期待のようなものがあり、朝方から債券先物を買ったり円を売ったり、中期債も堅調だったが、今回は外れた
  • 超長期債の利回りが今年の最低を更新する中、今日は利益確定売りに押され、来週の20年入札が0.4%台まで調整されるかどうかだ
  • 米欧の中央銀行がハト派化し、日銀もハト派ムードを出さざるを得ない面はあり、来月以降の緩和期待がないわけでもないため、相場の下げ幅も限られる

日銀会合

  • 長短金利操作付き量的・質的緩和の枠組みを維持
  • 景気は緩やかに拡大しているとの見方を維持する一方、輸出・生産面に海外経済減速の影響がみられると総括判断を下方修正
  • バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト
    • 輸出と生産の判断が下方修正され、将来的な緩和の可能性が残り続ける
    • フォワードガイダンスの強化など緩和的な変更は、実施の有無も含めた消費増税の影響を見極めてからか
  • 備考:日銀:景気判断を下方修正、輸出・生産に海外経済減速の影響 (2)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.165%-0.170%-0.040%0.395%0.570%0.630%
前日比 横ばい 横ばい+0.5bp+0.5bp+0.5bp 横ばい
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