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マイナス利回り債残高が9兆ドル突破-世界経済成長の先行き懸念再燃

  • マイナス利回り債指数、5カ月で60%以上の上昇
  • 債券利回りは世界中で低下、各国中銀がハト派に転換で

昨年10月、超緩和的な金融政策の終了に投資家が適応し、マイナス利回りの債券残高は世界全体でピーク時の半分弱まで減っていた。しかしここへきて、世界各国の中央銀行のハト派転換を受け、マイナス利回りの債券残高は再び急増している。

  ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合マイナス利回り債指数の時価総額は5カ月前に付けた低水準に比べて3兆ドル(約334兆円)余り増加し、13日時点で9兆3000億ドルに達した。ただ、2016年6月に付けた過去最高の12兆2000億ドルは依然下回っている。

Dovish pivot of global central banks has sent stock of negative-yielding debt higher

  世界経済の成長見通しに警戒感が広がる中、債券利回りは低下している。無リスク資産の1つの指標とされる10年物米国債利回りは約1年ぶりの低水準に接近。同年限の日本国債利回りは再びマイナス圏にあり、ドイツ国債利回りも約0.06%と、マイナス圏入り寸前だ。1990年代以降、リセッション(景気後退)に見舞われていないオーストラリアでさえも10年債利回りは2%を下回っている。

  モルガン・スタンレーのクロスアセット担当チーフストラテジスト、アンドルー・シーツ氏はブルームバーグ・テレビジョンに対し、「先進国市場で景気が来年減速する見通しに債券市場は正しく適応しつつある」と指摘した。

原題:Negative-Yielding Bonds Top $9 Trillion as Growth Worries Return(抜粋)

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