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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

スティープなイールドカーブ、米金融当局が利下げするまでは実現せず

  • 当局が中立的姿勢に転換も2年債と10年債のスプレッド拡大進まず
  • 世界的リスクが米国債需要を押し上げ-利下げの見通しも小幅
The Marriner S. Eccles Federal Reserve building stands in Washington, D.C.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度は今年、中立的な政策姿勢に転じたが、米国債イールドカーブをスティープ化させる魔力はなかったようだ。

  利上げ見通しの後退で、ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏を含む一部投資家は長短利回り格差の拡大を予想した。しかし、2年債と10年債のスプレッドは今も、11年ぶりの小ささからあまり拡大していない。それは主に、インフレが依然として弱いままで、英国の欧州連合(EU)離脱や貿易を巡る世界的リスクが米国債需要を押し上げているほか、トレーダーらが12月までに数ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げしか見込んでいないためだ。

Sideways yield curve persists with Fed seen on hold

  2年債と10年債のスプレッドは昨年12月に9bpに縮小した後、あまり回復していない。13日は15.5bp前後だった。フォワード市場は一年内の30bp程度への拡大を織り込んでいるが、ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのモーゲージ取引デスクのマネジングディレクター、ケビン・ジャクソン氏は「米当局が金利据え置きを続け、インフレも実質賃金も上昇しなければ、イールドカーブがスティープ化することはない」と話す。「スティープ化させる唯一の方法は当局が利下げすることだが、そうするとは思えない。米金利は長期にわたって低いままで、イールドカーブのフラット化は続くだろう」と同氏は述べた。

原題:Steeper Yield Curve Will Remain Elusive Until Fed Lowers Rates(抜粋)

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