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Photographer: Justin Sullivan/Getty Images North America

米J&Jに32億円賠償義務と陪審が認定-ベビーパウダー訴訟で

  • 中皮腫はアスベスト混入が原因との原告の主張を認める
  • ベビーパウダー訴訟でのJ&Jの敗訴は7件目-株価下落
SAN FRANCISCO, CA - JULY 13: In this photo illustration, a container of Johnson's baby powder made by Johnson and Johnson sits on a table on July 13, 2018 in San Francisco, California. A Missouri jury has ordered pharmaceutical company Johnson and Johnson to pay $4.69 billion in damages to 22 women who claim that they got ovarian cancer from Johnson's baby powder. (Photo by Justin Sullivan/Getty Images)
Photographer: Justin Sullivan/Getty Images North America

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のベビーパウダーの原料タルク(滑石)にアスベストが混入していたことが原因で中皮腫にかかったと主張する米カリフォルニア州在住の女性が同社を相手取って起こした訴訟で、オークランドの州地裁陪審は13日、J&Jには約2900万ドル(約32億3200万円)の賠償義務があると認定した。

  陪審はJ&Jの責任を認め、ベビーパウダーが発がん物質を含むリスクを同社が原告のテレサ・レビットさんに警告するのを怠ったと判断した。

  評決を受け、J&Jの株価は13日の時間外取引で一時2%安の136.40ドルを付けた。通常取引終値は139.41ドルだった。

  ベビーパウダーの健康リスクを巡る訴訟でJ&Jの敗訴は7件目。昨年にはミズーリ州の裁判所の陪審がJ&Jには懲罰的損害賠償金と補償的損害賠償金として総額46億9000万ドルを原告の女性22人に支払う義務があると認定した。

  J&Jの広報担当者は「ジョンソンのベビーパウダーにはアスベストは含まれておらず、がんの原因ではない。この日の評決には失望しており、われわれは上訴する」と電子メールでコメントした。

  ベビーパウダーが中皮腫や卵巣がんを引き起こしたとして提起された訴訟は1万3000件を超えており、昨年時点の1万1000件強からさらに膨らんだ。米国内では年内に二十数件の審理が予定されている。同社はベビーパウダーがアスベストに汚染されたことを強く否定している。

原題:J&J Must Pay $29 Million Over Woman’s Talc-Linked Cancer (3)(抜粋)

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