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Photographer: Bloomberg/Bloomberg

中国の野心的な2兆元減税、実現は難しい-S&P

  • 実現可能な減税は1兆5000億元どまり、目標を25%程度下回る
  • 財政目標達成には6800億元の支出減必要、インフラ強化余地狭まる
The Sai Van Bridge links Taipa island to the Macau peninsula in Macau, China, on Tuesday, Sept. 11, 2012. Macau gaming revenue rose 5.5 percent in August, a pickup in growth from the previous month when a typhoon and a pullback by high-stake gamblers hurt spending in the territory.
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中国は今年、2兆元(約33兆2000億円)の減税・社会保険料引き下げを目指すが、実際の減税規模は目標を大きく下回るだろうとS&Pグローバル・レーティングが指摘した。

  S&Pのユトン・ツォウ氏率いるクレジットアナリストチームは12日のリポートで、中国政府が実現できる減税規模は1兆5000億元にとどまり、目標水準を25%程度下回るとの見通しを示した。その理由として、政府は事業主による社会保障基金への資金拠出を削減するが、徴収自体は強化される点を挙げた。

  ツォウ氏らはリポートに添付した資料で、「2019年の減税はヘッドラインの数字が示すほど大きくならないとわれわれは見込んでいる」と説明。「それでも歳入の減少分を補う必要があり、財政支出を幾分圧迫するには十分な規模だ」と記述した。

  中国政府は歳出減と地方政府債券の発行増額、国有銀行・企業からの利益移転の強化を目指している。

  ツォウ氏らの推計によると、財政目標の達成には6800億元の支出削減が必要となり、インフラ整備を強化する余地は狭まることになる。

原題:China Will Fall Short of Ambitious Tax Cut Target, S&P Says(抜粋)

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