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米国もボーイング737MAX「即時」運航停止-トランプ大統領

更新日時
  • 乗客の安全は「われわれにとって最大の関心事」-トランプ大統領
  • 米国に先立ち40カ国余りが737MAXを運航停止に
トランプ大統領

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Photographer: Al Drago/Bloomberg
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米連邦航空局(FAA)は13日、エチオピアで10日に墜落事故を起こし安全性に懸念が高まっているボーイング737MAXについて、従来の方針を転換し運航停止を命じた。同型機は5カ月前にもインドネシアで同様の惨事に見舞われていた。

  トランプ米大統領は13日にホワイトハウスで、「米国民および全ての人々の安全はわれわれにとって最大の関心事だ」と述べ、「早急に答えが見つかるよう願うが、それまでは運航停止にする」と話した。

  今回の措置はボーイングにとって大きな打撃となる。各国が同型機の運航禁止を相次ぎ発表したことからボーイングの時価総額は今週、数十億ドル減少している。単通路型の737MAXファミリーはボーイングにとって最も売れ行きの良い機種で、営業利益の3分の1近くを占める。

  トランプ大統領の発表後、 ボーイング株は一時3.2%下落したが、その後下げを回復し、結局0.5%高で終了した。

  対象機は目的地に到着次第、直ちに運航を停止される。ただ、旅行者への影響は限定的となりそうだ。米航空会社のアメリカン航空グループサウスウエスト航空ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスが保有するボーイング737MAXは72機と、3社の主力航空機の3%程度にとどまる。

  737MAXを巡っては40カ国余りが運航停止措置を発表している。

  FAAは運航停止措置を決めた理由について、「現場で回収され13日に分析された新たな証拠」を踏まえたものだとツイート。同日早くに取得した衛星データもFAAは確認した。「運航停止措置は、事故機のフライトレコーダーとコックピットのボイスレコーダーからの情報の検証などさらなる調査を行う間は継続される」とした。

  ボーイングは引き続き同型機に「十分な自信」を表明した上で、デニス・ムーレンバーグ最高経営責任者(CEO)は「われわれは十二分な注意からのこの積極的な措置を支持する」と述べた。

  米国に先立ちカナダは13日早くに737MAXの運航停止を発表。ガルノー加運輸相はオタワで同日、エチオピア航空の事故機を追跡した衛星データから、昨年10月29日のライオンエア運航の737MAX8の墜落事故との「類似性」の可能性が示唆されたと説明した。

原題:U.S. Grounds Boeing 737s After Pair of Crashes, Reversing Course(抜粋)

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