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航空各社、ボーイング737MAX購入見直し相次ぐ-総額570億ドル

A Kenya Airways jet is parked at London's Heathrow International Airport.
A Kenya Airways jet is parked at London's Heathrow International Airport. Photographer: SUZANNE PLUNKETT
A Kenya Airways jet is parked at London's Heathrow International Airport.
Photographer: SUZANNE PLUNKETT

米ボーイングの新型旅客機737MAXがエチオピアで墜落した事故を受け、同型機の安全性への懸念が高まっている。航空各社は同型機の発注を見直しており、カタログ価格で総額約570億ドル(約6兆3400億円)に上る受注への影響は必至だ。

  ベトナムのベトジェット航空は同型機の発注を200機に倍増させると先月公表したばかりだが、今回の墜落原因が判明してから購入計画を決定すると表明。200機の購入は約250億ドルに相当する。ケニア航空もMAX購入提案を見直しており、ライバル機のエアバスA320に変更する可能性がある。ロシアのUTエアは30機発注しているが、初回納入の前にボーイングからの保証を求めている。

  インドネシアのライオンエアも、220億ドル相当の発注をエアバス機に切り替える計画を固めつつあると、事情に詳しい関係者が明らかにしている。他にサウジアラビアのフライアディールも、59億ドル相当の同機発注を見直している。

  1960年代終盤に運航が始まったボーイングの737シリーズは、航空業界では最も売れているモデルで、ボーイングの稼ぎ頭だ。エンジンを刷新したMAXシリーズの受注はこれまでに5000機以上、6000億ドル相当を超える。

  カウエンのアナリスト、カイ・フォン・ルモア氏は「737MAXの運航停止が広がっており、短期的なニュースはボーイングにとってさらに悪くなるだろう」と、リポートで述べた。ただ、ボーイングが飛行制御ソフトウエアの更新を準備していることから、「重要な長期的リスクはみていない」と指摘した。

原題:Airlines Rethink $57 Billion in Boeing Orders After Crash (1)(抜粋)

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