コンテンツにスキップする
Subscriber Only
Photographer: Luke MacGregor/
cojp

ロスチャイルド家、プライベートバンクの株式非公開化に乗り出す

  • エドモン・ド・ロスチャイルドの競争力強化が狙い、買収も模索
  • アリアン男爵夫人は4年間かけて一族の事業再編を進めてきた

アリアン・ド・ロスチャイルド男爵夫人はプライベートバンクからワイナリー、フランス・ムジェーブのスキーリゾートにまで至る膨大な一族の事業を、4年の歳月をかけて再編し、一族の名前を冠したスイスのプライベートバンクを新たな段階へと発展させる準備を進めてきた。

  アリアン夫人は一族が経営権を握るスイスのウェルスマネジメント会社、エドモン・ド・ロスチャイルドの非公開化を提案した。非公開化に伴い、フランス事業をスイス事業に統合し、日々の経営をビンセント・トーパン氏に委任する計画で、細分化されている富裕層市場で同社の競争力を高めることを狙う。

King Juan Carlos Inaugurates Macan Winery

ロスチャイルド男爵夫妻

撮影:Gari Garai

  アリアン・ド・ロスチャイルド氏はジュネーブでインタビューに応じ、一族が83%を保有するエドモン・ド・ロスチャイルドについて、「複雑で理解しがたい以前の事業構造を考慮すれば、この数年は追い付いてきている」と話した。同行は近年、「さまざまなターゲット」に目を向けており、買収の可能性を引き続き模索していると述べた。

  スイスのプライベートバンキング業界では、さらなる統合は必至だとの臆測が広がっている。アナリストや銀行幹部は、市場があまりにも細かく分かれているために利ざやが圧迫されていると示唆する。別の富豪一族が所有する資産運用会社、フォントベルは昨年5月に、ノーテンシュタイン・ラ・ロシュ・プライベートバンクを7億スイス・フラン(約770億円)で買収した。

原題:Rothschild Baroness Plots Swiss Private Bank Expansion After Bid(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE