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超長期債が上昇、日銀会合控えて買い圧力-利回り曲線はフラット化

更新日時

債券相場は超長期債が上昇。明日の日本銀行の金融政策発表を巡り、世界経済の先行き不透明感を背景に緩和的な姿勢が示されるとの見方から、プラス利回りの超長期ゾーンに買い圧力が掛かった。

  • 新発20年債利回りは一時0.385%、新発30年債利回りは一時0.56%、新発40年債利回りは0.63%と、それぞれ2016年11月以来の水準に低下
  • 新発10年物353回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より0.5bp高いマイナス0.045%
  • 長期国債先物6月物の終値は前日比1銭安の152円84銭

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 日銀会合、フォワードガイダンスが強化されるとの観測があり、少なくとも債券売り材料にはならない
  • 仮にフォワードガイダンスが強化されるようなことがあれば、長期金利がターゲットになっているため、10年超の金利に下押し圧力が掛かりやすくなる
  • 英国の欧州連合(EU)離脱問題や米中貿易交渉も長引いており、金利が上がる環境ではない
  • 新年度以降に金利が上がらないリスクを考えて動き出している感があり、利回り曲線はフラット(平たん)化しやすい

日銀会合

  • 14日から2日間の日程で開催
  • ブルームバーグがエコノミスト46人を対象に4-7日に実施した調査では、全員が政策の現状維持を予想
  • 次の政策変更は追加緩和との予想は17人(37%)と1月の前回調査(18%)から倍増

流動性供給入札

  • 残存期間5年超15.5年以下が対象
  • 応札倍率2.67倍、同年限の前回入札は3.37倍
  • 最大利回り格差はゼロ%、平均利回り格差はマイナス0.002%
  • SBI証の道家氏は、中期のニーズが小さくなって、超長期セクターに資金が流れやすい足元の状況を反映した結果になったと指摘
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.165%-0.170%-0.045%0.390%0.565%0.630%
前日比-0.5bp横ばい+0.5bp横ばい-0.5bp-0.5bp
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