コンテンツにスキップする

アップル、ハリウッドの制作会社との契約急ぐ-新サービス発表控え

  • 映画やテレビ番組確保に向けHBOやショウタイムなどと契約目指す
  • ニュース定期購読やアップルペイ新機能も25日のイベントで披露か

サービス企業に転身する意欲を投資家にここ数カ月示してきた米アップルは、3月25日に予定するイベントでビデオとニュースの新しいプロダクトを披露する準備を進めている。今必要なのはハリウッドの制作会社との契約だ。

  アップルはこのイベントに大物セレブやメディア業界幹部を招き、アマゾン・ドット・コムやネットフリックスといったライバルにどう対抗していくかを説明する。カリフォルニア州クパチーノの本社で開く同イベントでは、待望のストリーミングサービスと新聞・雑誌定期購読サービスを公表するほか、「アップルペイ」の追加機能を紹介し、ゴールドマン・サックス・グループと提携した「iPhone(アイフォーン)」向けクレジットカードの導入に向けた地ならしも行う計画。

  しかし、イベント開幕前にアップルは取引をまとめる必要がある。事情に詳しい複数の関係者によると、同社は独自のビデオコンテンツとともに提供する映画やテレビ番組の確保を急いでおり、15日の期限までに取引をまとめるため譲歩案を提示しているという。HBOやショウタイム、Starzなどの有料テレビ番組制作会社は、アップルがネットフリックスのような存続に関わる脅威なのか、潜在的な提携相手なのか、その中間なのかの判断を迫られている。

  アップルに注目する人々の間では長年、拡張現実(AR)や自動運転車技術が同社の「次の目玉」になると予想されてきたが、消費者のアイフォーン買い換え先送り傾向を受け、同社は継続的な収入が見込めるサービス事業に重点をシフトしている。サービス事業の収入は昨年33%増え397億ドル(約4兆4200億円)に達したが、2021年までに年間500億ドル超に拡大すると同社はみている。

  同社は25日のイベントのプランについてコメントを控えた。

原題:Apple Races to Get Studios Signed Up for New Streaming Service (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE