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ドル・円は111円台前半、英EU離脱問題の決着見極めムード

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東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台前半と、前日終値付近で推移した。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる問題に不透明感が残る中、リスク回避的な円買いがやや優勢となる場面があったものの下値は限定的で、英議会の決着を見極める雰囲気が漂った。

  • ドル・円は午後3時10分現在、前日比0.1%安の111円29銭。111円38銭を日中高値に、一時は111円14銭まで下落
  • ポンドは対ドルで同0.1%高の1ポンド=1.3092ドル、対円では同0.1%高の1ポンド=145円72銭
過去1週間のドル・円相場の推移

市場関係者の見方:

NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)

  • 市場の注目がブレグジットに集まっており、一応の決着を見るまでは様子見。ドル・円は方向感の乏しい状態が続きそう
  • 弱い米消費者物価指数が慎重な米金融政策を裏付け、米金利低下につながりドルの重しに。一方、慎重な米金融政策はリスク資産を支え円売り材料に
  • 米金利の低下ほどにドル・円が下がっていないことには違和感も、日銀会合でのハト派傾斜への期待が下値を支えている可能性も

外為どっとコム総研の神田卓也調査部長

  • きょうの「合意なき離脱」をめぐる採決は否決が濃厚。否決で一時的にポンドが買われる場面も。値幅は対円で1円高、対ドルで1%高もあり得る
  • 英EU離脱問題そのものは英国内の問題で世界経済への影響は限定的という受け止め。ただ、米中通商協議や米朝問題の先送り、米景気に対しても政府閉鎖の影響で判断しづらい中で、市場の関心が集中しやすい

三井住友信託銀行NYマーケットビジネスユニットの持田拓也主任

  • 英EU離脱問題の不透明感は高いものの、合意なき離脱の採決などを経て、最終的には離脱期限の延長になる可能性。期限延長そのものは好感されて一時的にポンド買いも


背景:

  • メイ英首相がEUとの見直し合意を経て修正した離脱案が、英議会で12日に否決。下院は「合意なき離脱」を選択肢から除外するかどうか13日に採決する予定
  • 日経平均株価は前日比213円安で取引を終了。米10年国債利回りは時間外取引で2.61%。前日には一時2.59%台と1月4日以来の水準まで低下
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